カロリー収支と体重変化
筋肉を増やす、体脂肪を減らす、スポーツのための体重維持、競技力の向上などなど、何を目標にする場合でも、栄養管理のパズルを解くのに一番大切なピースはカロリー収支です。
三大栄養素の配分を考えたり、特定の食品を選んで食べたり避けたりする前に、まず自分にとって正しいカロリー摂取量を考えましょう。
この記事の要点をまとめると次のとおりです。
- 現状の体脂肪率に合わせて、体脂肪を落とすペースを決める方法
- 現状のトレーニング経験(筋力レベル)に合わせて、筋肉を増やすペースを決める方法
- 上記のペース設定に合わせて、カロリー摂取量を決める方法
- カロリー計算は「推定値」を求めるだけで、調整が必要なワケ
- 計算通りに進まないときのカロリー摂取量の調整方法
この栄養管理の重要度ピラミッドシリーズで一番大事な所で、一番長い記事になると思いますが、ここを押さえれば全体の2/3くらいはカバーできると思っていいでしょう。
体脂肪ダウンと筋肉量アップの原則
一度に追い掛ける目標はひとつ
体形改善の目標は、ほとんどの場合「体脂肪ダウン」と「筋肉量アップ」に分けることができます。もちろんみんな体脂肪を落としながら、同時に筋肉も増やして行きたいと考えますが、これが可能なのは、トレーニング経験の無い初心者の方に限られます。
上級者・中級者はもちろん、初心者も経験を積んで筋力が伸びてくるにつれて、同時進行を続けるのは難しくなっていきます。
体脂肪を減らす場合には体重が落ちて行き、筋肉を増やす場合には体重が増えていきます。「体重」の増減はカロリー収支によって決まるので、まずはここを押さえるのが大切なワケです。
減量時のマイナス幅は、増量時のプラス幅より大きくできる
筋肉を増やすよりも、体脂肪を減らす方が速く進みます。減量をする場合の方が、増量する場合よりも、短期間で目に見える変化が現れます。
筋肉を増やすには、身体の構造的な変化を必要とするので時間が掛かります。家を新しく建てるのと、解体する違いと思うと分かりやすいかも知れません。我慢づよく続ける気持ちが大切です。
増量期に毎日ドカ食いを続ければ、筋肉は増えますが、必要以上に体脂肪を増やしてしまうことになります。体形改善はもちろん、スポーツや格闘技の競技力を考える上でも、体脂肪の増え方は最小限に押さえたいところ。このサイトでは、「増量」と言わず「ゆっくり増量」という表現をしているのは、そのためです。
というコトで、体脂肪を減らすためのカロリー収支のマイナス幅は、筋肉を増やすためのプラス幅よりも大きく取ることができます。
カロリー収支は運動より食事で調整する
カロリー収支の調整は、食事でする方がカンタンで効果的です。動く量よりも、食べる量を増やしたり減らしたりするということです。
トレーニングの内容は目標に合わせて決めるべきで、カロリー消費を増やすために使うべきではありません。
ウェイトトレーニングの頻度(サーキットトレーニング等も含めて)を上げると、身体の回復力の限界を超えてしまうリスクがあります。増量時には筋力アップのペースが伸び悩んだり、減量時には、食事制限で身体の回復力は制限されている状態なので、さにトレーニングの負担やカロリー消費が加わると、ホルモンバランスの乱れにつながり、体脂肪を減らせるペースに悪影響が出ます。
有酸素運動は、必要なタイミングでうまく使えば、カロリー収支を調節して体脂肪を減らしていくのに有効ですが、本当に必要になるのはごく限られたケースで、体脂肪を減らすためのメインのツールとして考えるべきではありません。
自分のカロリー消費量を計算する
自分が1日に消費するカロリーはどのくらいなのかを計算します。
基礎代謝を計算する
基礎代謝は身体を維持するために必要なエネルギーで、一日中なにもしなくても消費されます。例えば、昏睡状態に陥ったとき、まったく身体を動かさない状態で体重を維持するのに必要なカロリーということです。
Harris-Benedict式 |
男性:88.362 +(13.397 × 体重kg)+(4.799 × 身長cm)—(5.677 × 年齢) |
女性:447.593 +(9.247 × 体重kg)+(3.098 × 身長cm)—(4.330 × 年齢) |
この計算式では体脂肪率が考慮されていません。肥満体形の人には基礎代謝が高く出過ぎ、体脂肪の少ない人には低く出過ぎる傾向があります。自分の体脂肪率がどの程度が分かる場合には、下記の計算式を使ってみてください。
Katch-McArdle式 |
男女共通:370 + (21.6 × 除脂肪体重 kg) |
運動量を計算に入れる
毎日の生活の運動量に合わせて、基礎代謝に一定の数字を掛けることで1日の目安カロリー消費量を出すことができます。以下の表で自分はどこに当てはまるか考えてみてください。
運動量 | カロリー消費量 |
ほぼ運動ナシ(デスクワーク中心の生活) | 基礎代謝 x 1.2 |
週1〜3回の軽い運動 | 基礎代謝 x 1.375 |
週3〜5回の中程度の運動 | 基礎代謝 x 1.55 |
週6〜7回の激しい運動 | 基礎代謝 x 1.725 |
毎日の激しい運動+肉体労働やマラソンetc. | 基礎代謝 x 1.9 |
この段階で、本来よりも消費カロリーを高く見積もってしまうミスが多いので気を付けましょう。注意するポイントが数点あります。
- 実際よりも身体を動かしていると思っている人が多いです。カテゴリー選びは慎重に。
- さらに、運動によるカロリー消費を大きく見積もってしまう傾向があるので慎重に。
- 食事量を一定にして1ヵ月ほど経過をチェックすれば、正しい方向に進んでいるかが分かってきます。その段階で調整しても遅くないので、初めの設定に神経質にならなくてもOKです。
- ウチのサイトで勧めるシンプルな計算ルールを使うと、結果的に食事量を20〜30%程度少なめに見積もることになります。その場合、ここでの掛け算は0.2〜0.3程度少なめの数字で計算しておくのをオススメします。
どんな計算式を使っても、出てくる数字は「推定値」の範囲を出ません。
NEATと言って、無意識の内に身体を動かしたり、エレベーターより階段を選んだりといったカロリー消費には大きく個人差が出てきます。
例えば、身長180cm / 体重90kgで体脂肪率15%とだいたい同じ体格の男性二人が、同じトレーニングプログラムを実践したとして、1人は2500kcal、もう1人は3250kcalと二人の消費カロリーは大きく違う可能性があります。NEATについては、この記事でも話しています。
こういったNEATの個人差を出せる計算式は存在しないので、経過チェックが不可欠になります。ここでは、とにかくスタート地点に立つための数字が必要なので、計算を進めてください。
減量の場合(減量ペースとカロリー摂取量を決める)
どのくらいのペースで脂肪を落とすか?
ダイエット中の食事量の減らし方とタイミングの記事で紹介しましたが、1日に燃焼できる脂肪の量には限界があり、体脂肪率が低くなるほど、この限界は低くなっていきます。この限界を超えると、たんぱく質をたくさん摂っても筋肉を減らすことにつながってしまいます。
要は太った人ほど速いペースで脂肪を落とせるということです。
実際にどのくらいのペースで脂肪を落とすかは、体重よりも体脂肪率によって変わります。以下の表の数値に合わせてペース設定をすれば、筋肉を犠牲にする心配なく進められると思います。
体脂肪率 | 体脂肪減 / 週 |
30% 以上 | 〜 1.1kg |
20 〜 30% | 〜 0.9kg |
15 〜 20% | 0.55 〜 0.7kg |
12 〜 15% | 0.45 〜 0.55kg |
9 〜 12% | 0.35 〜 0.45kg |
7 〜 9% | 0.2 〜 0.35kg |
7% 以下 | 〜 0.2kg |
▲ 理論上の限界値ではなく、実際のダイエット指導の経験を基にしています。
- 体脂肪率30%を大きく超えるような肥満体形の人は、筋肉を維持しながら、さらに速いペースで脂肪を落とすことも可能ですが、皮膚のたるみが出るリスクを考えるとオススメしません。
- この表は平均的な数字なので、身長の低い人は低めに、長身の人は高めに設定するなど個人差は出てきます。
- この表の数字よりもゆっくりのペース設定をするのは問題ありません。結果を急いで苦しむよりも、長く続けられる方が大切です。
減量中のカロリー摂取量の調整の仕方
「体脂肪を1kg減らすには、7000kcal燃やす必要がある」と聞いたことがある人も多いと思います。(実際にはもう少し複雑ですが、あまり細かい事を言うと話が進まなくなるので、この数字を前提とします。)
例えば、上の表を踏まえて、1週間500gのペースで体脂肪を落とそう思うと、1週間のカロリー収支をマイナス3500kcalにする必要があるということになります。
これを実現するには、シンプルに毎日500kcalずつマイナスにしても良いですし、リーンゲインズを実践されている場合は、少しでも栄養分がうまく使われたり、筋肉の回復が進み易いようにトレーニング日の摂取量を増やして、休息日のマイナス幅を大きくするのも良いでしょう。
こういう少し複雑な食事の摂り方をする場合も、やはり1週間あたり3500kcalのマイナス幅は確実に取らなければいけません。つまり、週3回のトレーニングの場合には、トレーニング日には+500kcalで、休息日には-1250kcalというような設定になるでしょう。
この考え方が分かれば、週4回・5回とトレーニングをしたい場合の摂取量配分も自ずと答えがでてきます。
但し書き
いくつか頭に留めておく注意点があります。
- カロリー消費量には個人差があるので、計算で出る数字は「推定値」でしかないということ。
- 食事量の変化に対してNEATの変化の幅には大きな個人差が出てくるということ。(ダイエット中に身体がダルく元気が出なくなる人、ほとんど影響を受けない人など個人差が大きいのも似たような話です。)
- さらにダイエットによる基礎代謝の変化も絡んで来ます。
ちょっと話がややこしくなってしまいましたが、あまり神経質に考える必要はありません。実際の生活でダイエットを進めて行くのに科学的な理由を知っている必要はありません。
大切なのは、計算した通りに進まなくなることはあると理解しておくことです。
自分の体重の変化など経過を見ながら、食事量を上げたり下げたり調整をしていきましょう。短期的な体重の波に振り回されないよう、3〜4週間分くらいの体重の推移を見て経過チェックをすると良いでしょう。
増量の場合(筋肉の増え方とカロリー摂取量を考える)
体脂肪を落とすペース設定では体脂肪率が主な決定要因ですが、筋肉を増やすペースを考えるには、トレーニング経験(筋力レベル)がカギになります。
体脂肪は比較的短期間で落とす事ができますが、筋肉量を増やすのには時間が掛かります。目に見える変化が現れるまで、我慢づよく進めることが大切です。
トレーニング経験のレベル分け
筋肉を増やすペースを決める考え方は人によって微妙に違いがありますが、トレーニング初心者ほど短期間で大きく筋肉増やすことができ、トレーニング経験を積んで筋力レベルが上がるほどに筋肉を増やせるペースは落ちていきます。
では、どの程度が初心者で、どの程度が経験者なのかというのは、ハッキリした答えを出すのが難しいテーマです。
ライル・マクドナルドは「本格的なトレーニングを始めてからの年数」で分ける考え方をしています。
アラン・アラゴン、マーティン・バークハン、エリック・ヘルムス、マーク・リプトーは初心者・中級者・上級者に分ける方法を採っています。
この記事が参考になるかも知れません。
筋肉の増やせるペース
実際どの程度のペースで筋肉を増やして行けるかという意味では、アラン・アラゴンが体重に対する割合で数字を出しているのに対して、ライル・マクドナルドとエリック・ヘルムスは実際の重量を目安にしています。
初心者 | 中級者 | 上級者 | |
筋肉量の増え幅 | 1〜1.5kg | 0.5〜1kg | 0.2〜0.3kg |
カロリー収支 | +200〜300kcal | +100〜200kcal | +若干 |
注意点
- 細かい数字にとらわれない。
上記のカロリー収支のプラス幅は、大体の目安です。減量のときと同じように個人差が出てきます。カロリー摂取量を決めたら、しばらく一定にして続けて、体重の変化を見ながら増やし幅を調整しましょう。
- 身長を考え合わせる。
初心者・中級者のクラス分けも完全に白黒ハッキリできるものではありませんが、身長の高い人は上記の数値の幅の上限近く、身長の低い人は下限近くに当てはまるかも知れません。女性は、上記の数字の半分くらいを目安にすると良いでしょう。(女性として例外的にガタイの良い方は別として)
- 筋肉量の増減についての目安の数値です。
増量に入って食事量を増やすと、炭水化物の量が増え、結果的に体内水分量が増えます。身体の水分量に影響の出やすいサプリメントを摂り始めると、その影響で体重計の数字が変わるので注意しましょう。
- 上級者トレーニーの経過チェック。
上級者になると、筋肉の増えるペースは非常にゆっくりで、客観的にチェックするのが難しくなります。カロリー収支は若干のプラスに留めて、メインのコンパウンド種目のトレーニング記録(重量・回数)をチェックするのが一番でしょう。体重計・身体のサイズ・鏡などでハッキリ違いが出てこなくても、筋力の伸びで前進していることを確認することができます。
思うように進まないときのカロリー調整の仕方
減量の場合
1日のカロリー摂取量を200〜300kcal、もしくは5〜10%程度落としましょう。
(体重減のペースが速過ぎると筋肉が落ちるリスクがあるので、その場合は食事量を増やす事も考えましょう。)
増量の場合
1日のカロリー摂取量を100〜200kcal、もしくは3〜6%程度落としましょう。
(体重が増えるペースが速過ぎると、必要以上に体脂肪が増えてしまうので注意しましょう。)
体重は、筋肉・体脂肪の他に水分の影響も受けます。3〜4週間分くらいの体重の推移を見て経過チェックをすると良いでしょう。
まずはカロリーから
このピラミッドシリーズの中で最も大切なパート、カロリーの話はここまでです。
これまでにサイトの中で出てきた話、新しく盛り込んだ話もありました。もっと長く細かい記事にすることもできましたが、実用性を失わないバランスを大切に書きました。このピラミッドシリーズ完成時には、すべての情報がうまくまとまる形にできればと思っています。
実生活の中で「これ食べても良いかな?」ということを考えるときには、まず1日の自分のカロリー摂取量に収まるかどうかを考えましょう。三大栄養素はその次です。
もちろん、減量中に筋肉が落ちるのを防いだり、増量中に体脂肪が増えるのを最小限に抑えたりすることを考えると、三大栄養素をしっかり押さえる必要が出てきます。これは次回の記事でカバーしていきます。
初めまして。有益な情報を提供してくださり誠にありがとうございます。私は38歳男性で減量をしておりアスリートボディジャパン様の記事で勉強させていただき毎日の食時管理を行っています。
1日のカロリー収支と必要タンパク質量が設定範囲内(当サイトの計算機で算出させていただきました)で満たされているとして、
脂質や糖質量がオーバーした場合、デメリットはどのようなものになるのでしょうか?
毎日のカロリーの算出は別エントリにございましたこちらや、こちらを参照して計算しています。
脂質が設定よりも1.5倍ほどの数値になった数日があり、(別エントリで「カロリー収支とタンパク質量を満たしていれば減量は進みます」というコメント欄での回答を見た記憶があり)、別に大丈夫だろうと思い込んで進めましたが、本当にそうなのか?という疑問と、という不安にかられてしまい、お手煩わせと知りつつもご質問させていただきました。
記事の内容や当サイトの該当エントリに既出の回答や記事があるかもしれませんが、何かしらアドバイスを頂けると幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
Shoheiさん、コメントありがとうございます。
>脂質が設定よりも1.5倍ほどの数値になった数日があり…カロリー収支とタンパク質量を満たしていれば減量は進みます
カロリー収支とたんぱく質の摂取量が押さえられていれば減量は進みます。さらに言うと、たんぱく質を狙い通りに摂れなくてもカロリー収支を押さえれば体脂肪は落ちます。
Shoheiさんの状況で注意したいのは、脂質が1.5倍になった際に他の栄養素から摂るカロリーを調整できていたかですね。三大栄養素から摂るカロリーの合計が増えていれば減量は進みにくくなります。
それとは別に、そもそものカロリー摂取量の設定がご自身に合っているかという点も重要になります。これはしばらく設定に合わせた生活をしてみて、実際に体重が落ちていくか経過を見て判断するのが確実です。
少しでも参考になれば^^
[…] ダイエット|カロリー収支の重要性|AthleteBody.jp筋肉を増やす、体脂肪を減らす、スポーツのための体重維持、競技力の向上などなど、何を目標にする場合でも、栄養管理のパズルを解 […]
いつもお世話になっております。
減量のためのカロリー計算を大幅に間違えていたことに気づいて軌道修正をしてから数日が経ちます。
アンディさんが執筆されたComplete guide to setting up your dietを読んでいて気になったのですが、日本語版の減量の場合(減量ペースとカロリー摂取量を決める)と英語版のHow much fat can I lose per week ?に掲載されている数値が若干違うのですが(日本語版サイトの方が体脂肪減 / 週の数値が多い)これは余り気にしなくても大丈夫でしょうか?
私は身長185cmで除脂肪体重が69kg(体脂肪率約20%)なので基礎代謝はおよそ1860カロリーになる計算になります。
そこから運動量(週3回のビッグ3と週2−3回のブラジリアン柔術を考慮してx1.4)を含めカロリー計算をすると約2600カロリーになりました。
英語版のPDFに書かれている内容を読むと僕と同じくらいの体脂肪率で筋トレ初心者のトムという架空のキャラクターを例に取ってアンディさんが次の様に書かれていました。
Tom could lose 0.7 kg of fat per week. However, he sets calorie intake a little higher so that he only loses 0.45 kg per week. This is because, as a novice trainee, he has a good chance of gaining muscle while he drops the fat off, as long as he doesn’t set his deficit too high.
私自身が体脂肪率20パーセントでバーベルリフティング初心者だと言うことを踏まえるとアンディさんが書かれた様に少しゆとりを持って減量のカロリー計算をした方がよろしいでしょうか?
返事お待ちしております。
あらきさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
お返事遅くなってしまい失礼しました。
>掲載されている数値が若干違うのですが(日本語版サイトの方が体脂肪減 / 週の数値が多い)これは余り気にしなくても大丈夫でしょうか?
はい、大丈夫です。
記事中に紹介している数値は減量ペースのおおまかな目安として捉えていただければと思います。
>少しゆとりを持って減量のカロリー計算をした方がよろしいでしょうか?
基本的には、この記事で紹介している減量ペースを目安にしていただければ、問題なく減量を進められると思います。
ただ、一般的には、減量ペースがゆっくりであるほど筋肉量を維持しやすくなったり減量を続けやすかったりする場合があるため、カロリー摂取量に少しゆとりを持たせて減量を進めていただくのはアリだと思います。
トレーニングと減量、頑張ってください!
はじめまして、最近アスリートボディジャパンの記事を読みはじめたものです。
アスリートの食事に関するサイトを見ていたところ、アメリカの水泳選手で26個のオリンピック金メダルを獲得したマイケルフェルプスは1日に1万2000キロカロリーを摂取すると書いてありました。調べてみると23歳頃の話で少し大げさだったと本人が言っているそうですが、仮に本当に1万2000キロカロリーを摂取していたとするとPFCバランスが1:1:3とすればタンパク質の摂取量は600グラムになります。マイケルフェルプスの体重は91キロなので自重の7倍近いタンパク質を摂取していることになります。タンパク質の摂取量だけを見れば過剰ですが、オリンピックで金メダルを獲得するほどの選手なのでハードな練習でカロリー収支は釣り合っているとします。
ここからが質問なのですが、タンパク質の摂取量が自重の7倍近い600グラムだったとしても、オリンピッククラスの選手のハードな練習でカロリー収支が釣り合っていれば体に問題はないのでしょうか。
カツオさん、コメントありがとうございます。
お返事遅くなってしまい、たいへん失礼致しました。
>23歳頃の話で少し大げさだったと本人が言っているそうですが、仮に本当に1万2000キロカロリーを摂取していたとするとPFCバランスが1:1:3とすればタンパク質の摂取量は600グラムになります。
食事量を数字で正確に管理するのは難しく、栄養に関する知識の十分でない人では大きな誤差が出るのが一般的です。マイケル・フェルプス氏が、実際にそこまで多量のたんぱく質を摂っていたかについてはなんとも言えないところです。
一般的には、スポーツ競技者でカロリー摂取量が多くなる場合であっても、たんぱく質からではなく、ほとんどは炭水化物と脂肪を増やすことで必要なエネルギーを摂っていると考えられます。
>タンパク質の摂取量が自重の7倍近い600グラムだったとしても 〜 体に問題はないのでしょうか。
このサイトでは体重1kgあたりたんぱく質1.5〜3g程度の摂取量をオススメすることが多いですが、この程度では問題が出ないとする研究はあり、あまり神経質になる必要はないと考えています。
ただ、健康に問題が出るかというのは非常に幅の広い問題で、たんぱく質の総量だけでなく、たんぱく源となる食品の種類や調理法、どの程度の期間その食生活を続けるかといった要因も影響する可能性があります。
それとは別に、たんぱく質を多量に摂ったとしても、トレーニング効果はそれに比例して大きくなるわけではありません。少なくとも「有名選手がそのくらい摂っていた」という話があったという理由で、たんぱく質を1日600g摂るのが良いと考える必要はないと思います。
はじめまして、2年程前に椎間板ヘルニアの手術をしました。術後も腰は問題はなかったです。
術後一年して、バーベルスクワットやベンチプレすなど、トレーニングを再開したのですが、ヘルニア手術をした場合、トレーニングはやらない方が良いのでしょうか?
今、現在は腰の痛みなくトレーニングを行えてます。
マロンさん、コメントありがとうございます。
このサイトは医療従事者が運営しているのではなく、さらにマロンさんの状況を詳しく存じ上げないので確定的なことは申し上げられませんが、ヘルニア手術をした経験のある人はトレーニングをしてはいけないということはないと思います。
どういう種類の運動や負荷の掛け方であればマロンさんが安全に行えるかを考えるということになると思います。
女 157cm 62kg 23歳 体脂肪33%~32%
デスクワーク+フリーウェイト筋トレを週2〜週3で行なっている場合は、
運動量の計算はどれに当てはまりますか?
私は,体脂肪30%以上なので週に〜1.1kgまで減らすことができるということになりますが、
もし消費カロリーが1669kcalだとしたら,1日の可能摂取量が669kcalということになります.
体に支障が出ないのでしょうか?
宜しくお願いいたします。
比嘉さん、こんにちは。お返事が遅れてすみません。
コメントの記入欄にも表示していますが、コメント欄で各個人の具体的な食事量設定についてのアドバイスはしておりません。
ご理解ください。
初めまして、ただいまダイエットを行なっている50歳 女性 LBM48Kg 体脂肪39% 週2回のウェイトトレーニングを自主的に
今年の2月からダイエットを始めて、−17キロダイエットしています。
主に、低糖質でここまで落としてきましたが、ここ1ヶ月、体重、体脂肪共に減らなくなってきました。
そこで、こちらの記事に書いてあるリーンゲインズを試みようと思うのですが、計算したところ、トレーニングをしない日の摂取カロリーが基礎代謝を、下回り700カロリーになってしまいます。 週3回のトレーニングで+500カロリーにして一週間での合計摂取カロリーは毎日、500カロリー制限と同じになっているので、問題ないかなと思うのですが、どうでしょうか?
基礎代謝を下回るのは、控えた方が良いのか、まだ体脂肪的に肥満体型なので、下回っても良いのでしょうか?
ご教授お願いいたします
ibukiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
コメント本文を書き込む欄に表示していますが、具体的にどういう食事設定にするのが良いかは、コメント欄ではお答えを差し控えさせていただいています。個人の状況によって答えが変わってくるところで、コメント欄では十分に状況を把握できないのでご理解ください。
それを踏まえて、カロリー摂取量が基礎代謝を上回るかどうかよりも、ある程度の期間を掛けて実際のカロリー摂取量を把握し、それに対して体重や身体のサイズがどう変化するかを観察されるのが良いと思います。よかったらこのページもあわせて読まれてください。
八百さん
コメントの注意書きを、見落としてしまい、お手間とらせてしまい大変申し訳ございませんでした。
大変恐縮なのですが、もう1点ご質問がございます。
リーンゲインズを実施しようと思うのですが、トレーニングをしない日は、タンパク質の量もこの記事にあるように、除脂肪体重×2、2〜2、8の摂取量は取った方が良いのでしょうか?
もしくは、ダイエット休みをした方が良いのでしょうか?
よろしくお願いいたします
ibukiさん、返信が遅くなってすみません。
基本的には、トレーニング日か休息日かにかかわらず、ibukiさんにとって無理なく続けられる範囲で、できるだけたんぱく質を摂ると考えるのが良いのではと思います。
このサイトに載せている摂取量を無理なく確保できるならそれで良いですし、難しいと感じるなら続けられる範囲でできるだけ摂ると考えても良いと思います。
ダイエット休みは、トレーニングをする日と休む日で分けるのではなく、長い減量期間の中で食事制限を休む期間を作るという意味合いです。
上のコメントでも何回か質問が出てきてますが、体の小さな女性の場合、一日に500kcalのマイナス幅を出そうと思うと、基礎代謝を下回ってしまいます。
例えば私の場合、2つの計算式を使って出した値の中間を取ると、基礎代謝は1232kcal。いろいろな計算サイトを見ても、大体この位の数字が出てきます。
すると、トレーニング日はいいとしても、何にもしない休養日は、消費カロリーが1478kcal。私はリーンゲインズはしませんが、それでも摂取を1300kcal未満に抑えて、マイナス幅が200kcal行くか行かないかといった所。
その分、トレーニング日にあまり摂取を増やさず、600~700kcalの差を稼いで、それでも月に実質2kgの脂肪減がいいところです。
これまでの経験から、摂取カロリーが基礎代謝を下回ると低血糖を起こしたり睡眠の質が大幅に落ちたり、NEATが大幅に下がったりしたので、一日の摂取カロリー1000kcal以下などの極端なダイエットはまずいと思っていたのですが、これは個人差でしょうか?
最低摂取量の規定について述べられた文献は存在しないですか?
petitpiaf111さん、こんにちは。
>一日の摂取カロリー1000kcal以下などの極端なダイエットはまずい
そうですね。特に小柄な女性の場合には、減量中の食事量が極端に少なくなることに注意するというのは大切だと思います。
>最低摂取量の規定について述べられた文献は存在しない
指導者が書いているものはよく見ます。探せばそういう論文もあるのかもしれませんが、すぐには思いつかないです。日本語の文献となると分かりません。
初めまして、いつも勉強させて頂いてます。30代155 cm53㌔の女です。
今年の一月からこちらのサイトでリーンゲインズを学びやれる限り実践しているのですが、結果がでず苦しい思いをしています。
毎日朝晩体重を計り1週間で変化が無ければ1日あたり100kcal摂取量を減らすという事を続けてきたのですが、一向に体重が減りません。。。
ビッグ3の記録もほぼ同じままです。
今では平均摂取量が1000kcalを切っておりかなりツライです。
記録しているのはカロリーとタンパク質量だけですが、こちらのサイトを参考にしたバランスで摂取しているつもりなので極端に栄養が偏ってはいないと思います。
細かなデータがないので判断に困るとは思いますが、考えられる原因はありますでしょうか?
minamiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
減量するために食事制限をしているのに体重に変化が出ない場合、一般的に考えてみると良いことを書いてみます。
■ カロリー摂取量の計算がズレている
おそらく目標のカロリー摂取量を計算して、それに合わせて毎日の摂取量を計算されているのかと思います。
どちらの計算も実際とのズレが出るものなので、しばらく試してみて、長期間体重に変化がなければ段階的に実際の食事量を落としていくというのがセオリーではあります。
おそらくこういう風に実践されているのだと思いますが、Minamiさんのケースで実際にズレがあるのかは分からないです。すみません。
■ 体内の水分が増えている
体内の水分量は増えたり減ったりします。特に女性は、生理周期によって水分の波が出やすいです。
体脂肪が落ちていても、それ以上に水分が増えると体重計の数字は動かなくなります。
こういう場合は、体重の推移を4週間ごと(もしくは生理周期)に合わせて比べてみるとヒントが掴めたりします。
■ 消費カロリーが落ちている
食事制限を続けると(特に体脂肪が落ちてくると)消費カロリーが落ちていきます。この落ち幅は個人差が大きいのですが、消費カロリーが大きく落ちる人は、カロリー摂取量を落とした以上に消費量が落ちてしまうケースもありえます。あわせて空腹感が強まったりして減量がツラくなりがちです。こういうときにはダイエット休みが有効だったりします。
Minamiさんは食事制限が苦しくなってきているようなので、無理に食事制限を続けるより、少し休みを入れてみるのも良いのかもしれません。
ただ、Minamiさんの状況を十分に把握できていないので、参考程度に捉えてください。
丁寧なご回答ありがとうございます。
摂取量calについてはリーンゲインズを始めるまで適当に計算していた過去があり反省しているので現在はキチンと管理しています。
水分量の影響での上下は自分でも感じているので体重に囚われ過ぎないようにとは思っていたのですが、2ヶ月たっても週間の最低体重に変化がないので不安から相談させて頂きました。
摂取量の減少以上に消費量が減ってしまう事もあるとは。。。
ダイエットの神様は本当に残酷ですね(涙)
一度ダイエット休み挟み、もう一度頑張ってみようと思います。
少ない情報で最大限のアドバイスをして頂きありがとうございました。
うまくいくと良いですね!
回答ありがとうございます。
カロリー摂取は自分の体の反応を見ながら決めていきたいと思います!
いつもお世話になっております。
カロリーの摂取量がわからず迷っています(^^;)
筋トレ日は筋トレで消費したカロリー+普段の消費カロリーとの考え方で合ってますでしょうか?
筋トレでの消費カロリーも知りたいのですが、どのように計算したら良いのでしょうか?
ご教示くださいm(_ _)m
renkonさん、コメントありがとうございます。
まず、コメントをいただいて気づいたのですが、記事の表示が乱れていたようです。修正しておきましたが、見にくかったかと思います。すみませんm(_ _)m
実際のところ、筋力トレーニングでの消費カロリーを正確に求めることはできません。
カロリー摂取量は、1日単位よりも長いスパンで必要量が押さえられることの方が重要なので、運動頻度や運動量を大まかに見積もって、数字を決めてもらうと良いと思います。
そこから、しばらく試してみて、体重、トレーニングの成果、空腹感、満腹感などを考え合わせて調整してもらうと良いと思います。
いつも参考にさせていただいております。
マーティン氏の掲げている体重に対するトレーニングレベルの振り分けとありますが、これはあくまで5rep×5set法に基づく各種目の重量ということで良いのでしょうか?
べいべさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
Martinの筋力レベルの指標は1RMでの数字ですね。他の人が出している指標では微妙に数字が違うこともありますし、細かくこだわる必要はないと思います。
こんにちは。
以前メールでコーチングのご相談をした者です。
さて、こちらで「減量の場合は、トレーニング日は摂取カロリーを+10%、休息日は-35%」、
のような記載があったと思いますがなくなってしまいましたか?
ご相談した後、こちらのリーンゲインズを参考にさせてもらい励みまして、
ぴったり6ヶ月でちょうど9kg減しました。
トレーニングは有酸素運動を1回30分週3回でしたが減量は成功しました。ありがとうございました。
筋トレはジムに行く必要がありそうでやれてませんが、「ムキッとなりたい!!!」と思ったら行こうと思います。
ダイエットしたい知人がいるのでこちらのサイトを薦めさせてもらいました。
近藤さん
こんにちは。以前はメールでのお問い合わせありがとうございました。
カロリー摂取量の設定の仕方はいろいろありますが、割合による設定も他のページでは紹介していました。
このページでは目標の減量ペースに合わせて数字を出す方法を紹介しています。
納得の減量ができたようで何よりです^^
はじめまして。あけましておめでとうございます!
昨年からe-book等、少しずつ勉強させて頂いています。こちらのサイトを読むと今日も頑張ろう、明日も頑張ろうという気持ちになれます。ありがとうございます。
1つ質問させてください。カロリー摂取量にミニマムの目安値というのはあるのでしょうか。
“減量の場合(減量ペースとカロリー摂取量を決める)”の表に則り算出すると、2800kcal/週(1日400kcal相当)という結果になりました。
私は肥満寄りなので(30♀/160㎝/49kg/28%)、体脂肪ダウン・筋力アップの同時進行が出来なくなるまで減量を続けていきたいのですが、体重や体脂肪率が高くても摂取カロリーが低い状態が続くと無月経症になるとも聞いたこともあるので、少し心配しています。
有酸素運動は必要ないと別記事でありましたが、消費カロリーを増やす方向(運動強度を1段階上げる方向)で検討する必要もあるのかと思いましたので、個人差等もあるかとは思いますが、もし何かしらの目安値等があればご教示頂ければ嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。
Minahさん、明けましておめでとうございます。コメントありがとうございます。
カロリー摂取量の下限について、ウチでは具体的な数字は作っていません。
個人差があることと、減量が進んで体重が軽くなると必要なカロリーも変わっていくので、ハッキリした目安を出すのが難しいところです。
有酸素運動については、楽しみでされているならムリのない範囲で続けられても良いと思います。
ただ、カロリー収支(減量ペース)という意味では、なにかの競技などで期間の制限がない場合、減量を急いで良いことは少ないので、ムリなく続けられる範囲で段階的に調整していくのをオススメすることが多いです。
返信が遅くなってすみませんでしたm(_ _)m
はじめまして
このサイトに出会い、体作りに関する正しい知識が得られたことを大変うれしく思っています。
ありがとうございます。
相談させてください。
私は38歳のサラリーマン(男性)です。
今減量中なのですが、ジムでのトレーニングに時間を割くこと、
リーンゲインズをきっちりと遂行することは両方ともハードルが高いので、
自分なりに考えて両方を少しゆるい形で長期間実践しようとしています。
トレーニングは、自宅にバーベルのシャフトとダンベル、ベンチがあり、
ダンベル中心の比較的高強度のトレーニングができます。
トレーニング歴はウエイトをはじめてから2年弱です。
ただし、時間的に朝の時間帯(出社前)しかトレーニングできません。
BIG3よりはやや強度が下がるため、週4~5日ほどトレーニングしています。
食事は断食時間をなるべく長く取ることを考えて一食抜くとした場合、朝食を抜くことができます。
朝食を抜くことはまったく苦ではないです。
もちろんカロリー収支がマイナスになるよう配慮しています。
減量を目標にすえた場合、トレーニング後(つまり朝)、炭水化物を摂ることと、
朝食を抜く、つまりトレーニング後の炭水化物補給をしないことは、どちらを優先すべきでしょうか。
トレーニング後の栄養補給をしないことによりカタボリックに陥るのではないかという恐怖心があります。
一方で、前述のとおりトレーニングが週4~5日なので、朝食抜きの日がほとんどないと減量できないのではないかとも思います。
朝しかトレーニングできないとか、朝食抜くしかないとか、
私自身の生活内での優先順位の問題にすぎず、単なるワガママを言ってるだけと怒られそうですが、
妻子あるサラリーマンの身ですので、お察しいただきご教授いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
ササキさん、初めまして。コメントありがとうございます。
ご質問にピンポイントでお答えすると、朝トレーニングの後に炭水化物を摂られるかは、どちらでも良いと思います。
大きな違いにはならないかと思いますが、トレーニングで力が出やすい出にくいなど違いを感じられたら、その感触に従って決めらるとどうでしょう?
それとは別にトレーニング前にBCAAを摂られると良いかもしれません。
他に気になったところに少しコメントしておきます。
>BIG3よりはやや強度が下がるため、週4~5日ほどトレーニングしています。
挙上重量の大きな種目がないから頻度を上げる必要があるというワケではありません。
目標に応じてトレーニング記録を維持したり伸ばしたりできているか確認しながら、全体・部位ごとのボリューム・頻度を調整してください。
>週4~5日なので、朝食抜きの日がほとんどないと減量できないのではないか
1週間くらいのスパンで見てカロリー収支がどうなっているかが重要です。
トレーニング日が多くなる場合、1日単位ではなく、少し長い目で見てカロリー摂取量を考え合わせてください。
八百さん、ご返答ありがとうございます。
トレーニング後の炭水化物摂取についてはあまりこだわらなくてもいいということですね。
トレーニングのパフォーマンス不足を感じているわけではないので、摂取しない方向で進めてみます。BCAAの摂取を検討してみます。
頻度についても、疲労の具合など、体と相談しながら調整してみます。
とにかくこのページにもあるとおり、カロリー収支が重要ですね。
ありがとうございました。
はじめまして。
いつもサイトを拝見させていただき、食事管理の重要性や、メニューの考え方など、とても参考にさせていただいております。
【増量の場合】における「筋肉の増やせるペース」の欄に記載されている「筋肉量の増え幅」の1~1.5kg、「カロリー収支」の200~300kcalなどの数値は、前者が1か月に増やせる筋肉量、後者が1日あたりのカロリー収支と考えてお間違いないでしょうか?
Koichiさん、初めまして。コメントありがとうございます。
>「筋肉量の増え幅」の1~1.5kg、「カロリー収支」の200~300kcalなどの数値は、前者が1か月に増やせる筋肉量、後者が1日あたりのカロリー収支と考えてお間違いないでしょうか?
はい、おっしゃる通りです。たしかにハッキリしない書き方になっていますね…。このページは近く更新予定なので、分かりやすいように修正したいと思います。ご確認ありがとうございます!
いつもこのサイトにお世話になっております。
このサイトを見て、BIG3を始めたのですが記録や、身体が目に見えて変化するので、楽しくてしょうがありません。
さて、さっそく質問です。
“つまり、週3回のトレーニングの場合には、トレーニング日には+500kcalで、休息日には-1250kcalというような設定になるでしょう“
と書いてありますが、この+500kcalはどこから来たのでしょうか?
トレ日500×3=1500kcal
休息日1250×4=3500kcal
単純計算で、週に-2000kcalとなります。
毎日-500kcalずつ減らすものだと、週に-3500ckalですよね。
ということは、リーンゲインズならではのものでしょうか?
トレーニング日は、栄養が脂肪細胞よりも筋肉に届きやすいからでしょうか?
Itoさん、初めまして。コメントありがとうございます。
このサイトの情報が役立っているようで何よりです^^
休息日1250×4=5000kcalですね。
あとは読んでもらっているとおり、1週間に-3500kcalというシナリオです。
はじめまして。いつも楽しく勉強させてもらっています。
かねてから疑問を感じたので、質問させていただきたいと思います。
私は「ある程度トレーニングに習熟している人も、筋肉量アップと体脂肪ダウンが同時進行できるのでは?」と思ったことがあります。
理由は以下のとおりです。
筋肉が合成されて太くなるのは、一般的に睡眠中であるといわれています。
つまり一日を睡眠中と活動中に分けて、
①活動中はカロリー収支をマイナスにして脂肪を減らす。
②睡眠中はカロリー収支をプラスにしてアナボリックな状態にする。
→③上記を守りつつ一日合計で見るとカロリー収支をマイナスにする。
といった状態にすると、減量と増量を同時進行で行えるのではないか?
と、思ってしまいます。
「そんな簡単にいくわけないだろ!」とはうすうす自分も感じてはいるのですが、上のように考えるとどうも増量と減量を同時進行できるように思えてなりません。
長年疑問に思っている事なので、ご教授いただければ幸いです。
おそまつさん、初めまして。コメントありがとうございます。
トレーニング経験のある人が、筋量アップと体脂肪ダウンの同時進行できるかは、実際にどの程度筋肉と体脂肪があり、どの程度遺伝的に恵まれた人かということに掛かってきます。どれだけの伸びしろがあるかということですね。
もちろんトレーニングと食事管理がしっかりできていることを前提にしてです。
時間帯調整が全体の結果に与える効果は小さいので、こういう大きな要素から考えるのが大切ですね。
ご自身の仮説を試されるのは良いと思いますが、「木を見て森を見ず」になってしまいがちな種類のことかなと思います。
返信送れて申し訳ありません。コメントありがとうございました!
どうやら自分はへんなところに目を向けていたみたいですね・・・
個々人の伸びしろが“同時進行”に関係するのであって、食事のタイミングにはあまり関係がない事が良くわかりました!
お世話になります。9月2日の質問に頂いた回答が消えていますが、参考にしてよろしいものでしょうか。
佐藤さん
回答が遅れてすみません。
コメントをアンディが先に見つけて書き込んでいたんですが、佐藤さんと気付いていなかったので、状況に合わせて内容を修正してもらっていました。
訳を付けておきますので、参考にしてください。
お世話になります。質問をさせて頂きます。
増量期に入り4800calで月2kg弱増えるような状況で減量を始める場合は
1. 4800calから、目標とする減量ペースに沿い、カロリーを減らす。かつ本サイトに従い三大栄養素の設定をする。
2. カロリー自体を本サイトに沿い設定し直す。
1.2のどちらにすべきでしょうか。
ps
1だとしたなら以下どっちでしょうか。つまり1はカロリー収支がつりあった状態を探るべきでしょうか、それともまずは4800をつりあった状態と設定して後に状態をみて設定しなおすべきでしょうか。
よければお手数おかけしますが返信お願いします。
Satouさん、コメントありがとうございます。
Great question. Both can be correct, assuming a correct calculation, but I’d suggest option 1 because calculations can only be best guesses due to the adaptive nature of metabolism.
As a start point, I’d take 1000kCal off your intake. Track your weight over two weeks. The adjust further to target the fat loss rates suggested in the above article.
Reason: 理由(ちょっと複雑になりますが良かったら) You’ve gained ~2kg in a month, meaning you’re at around a 500kCal increase over maintenance calorie intake. [NOTE TO ANYONE ELSE READING: His calorie intake is so high because he does boxing ~7 hours a week.]
You will have a NEAT response to a calorie surplus. This NEAT response is going to go down when you reduce calories. How much we don’t know, but it can be up to ~700kCal in some people, or can be as little as an insignificant ~50kCal (I think that was the number).
Therefore, we definitely want that first 500kCal reduction. We also want to start into being in a deficit so we need a further reduction on top of that, however we don’t know NEAT response, and we don’t want the actual deficit to get too high as that can risk muscle losses, so I’d suggest the 1000kCal initial reduction as the most conservative approach. That way the maximum you’ll be in a deficit is ~450Cal initially, which is around 0.5kg a week of fat loss. You could of course not have any deficit at all at that point cause of the NEAT variance, but you just have to try it and see (track weight over two weeks) and then make incremental adjustments from there to target your the suitable fat loss weight for your body fat percentage (listed in the article above).
Kenさん訳して。
佐藤さん
コメントありがとうございます。
大事なポイントですね。計算が正しくできればどちらの方法でもうまくいく可能性はあります。ただ、身体の代謝は変化があって正確に計算で出せるものではないので、オプション1を推したいと思います。
まずは摂取量を1000kcal減らして、2週間ほど体重の変化を見てみてください。そこからこの記事の中にあるペースに近付けるように食事量を調整していくのが良いと思います。
ちょっと複雑になりますが、どういう事か説明しておきます。
1ヵ月で体重が2kg増えたということは、大まかに見てカロリー収支が1日あたり500kcal程度プラスの状態だと言えます。
そして、カロリー収支がプラスの状態なのに応じたNEAT(運動以外の活動による消費カロリー)があります。
食事量を減らすと、このカロリー消費量は小さくなります。どの程度小さくなるかは個人差が大きく、700kcalほど落ちる人も居れば、50kcalほどしか変わらない人も居て、佐藤の場合でどうなるかは分かりません。
まず現状カロリー収支プラス分の500kcalは確実に減らす必要があります。
これで計算上は、だいたい収支が釣り合うくらいですが、そこからさらに摂取量を減らして収支をマイナスに持って行きたいところです。ただ、上に書いたようにNEATの振れ幅がどれくらい出るか分かりません。筋肉を落とすリスクを抑えるのに、マイナス幅を大きくし過ぎないのが大事です。
これを踏まえて、1000kcal食事量を落とすという提案です。これで計算上のマイナス幅は最大で450kcalほどということになります。だいたい週に0.5kgのペースで体脂肪を落とす計算です。
NEATがもっと大きく変われば、1000kcal減らしてもまったくマイナスが出ない可能性もあります。ここは実際に試してみないと分からない所です。
そこで経過を見ながら、記事中のペースに近付けて行けるように食事量を調整して行くということになります。
メールでお送りした経過記録シートを活用してもらえればと思います。
* 読者の方へ *
佐藤さんはボクシングをされていてカロリー消費量が非常に高いです。ここにある数字は一般人の感覚よりもかなり大きいです。
返信ありがとうございます。2週間様子を見てみます。