ちょっと食事のタイミングを変えるだけで、筋肉が付く、体脂肪が減る、身体が変わるなんてオイシイことが起こるなら、ついつい試してみたくなるものです。
この業界でモノを売る側に居る人たちはよく心得ていますので、そういう人のナマケ心に付け込んだ商品を用意して待っています。小さなポイントを抜き出して、それらしい実験結果を添えていることが多いですが、この栄養管理ピラミッドの重要度ランキングが逆に見えるような商品を見たら、うさん臭いと思うようにすると間違い無いでしょう。
夜遅くに食事を摂ると、脂肪として蓄えられやすく体重が増える原因になるので、一日の早い時間帯にたくさん食べて、夜は食事量を控えめにした方が良いとよく言われます。
例えば「午後6時以降に炭水化物を摂ると脂肪になりやすい」なんてまことしやかに語られたりしますが、科学的研究結果を見ると正反対の結果が出ていたりします。
栄養士などのプロも含めて「寝る前に食べるのはダメ」という考えはどこから出てきたのでしょうか?
A:成長ホルモンが出なくなってダイエットには良くない
B:睡眠中は代謝が落ちるので太りやすい
C:ビールとから揚げなら最高
D:関係ない
「トレーニングが終わったら30分〜45分以内にプロテインシェイクを飲まないといけない」とよく言われます。しかし、なぜプロテインシェイクを飲むのか、どんな効果があるのか、ハッキリ説明されていないのも事実。
アメリカでは泣く子もだまる(?)スポーツ栄養学の専門家アラン・アラゴンがこのテーマにメスを入れています。
日本語で読んでも難しい記事になってしまいましたが、結局のところ「筋トレ直後のプロテインシェイク」の効果はまだハッキリしておらず、トレーニングの後あわててプロテインシェイクを作るより、一日の必要量を確実に摂る方がずっと大切ということです。