トレーニング用品、ジム、プログラム、食べ物、サプリメント、雑誌、DVDなどなど、体形改善のための商品はいろいろとありますが、毎回ハードなトレーニングができるかどうかは自分のヤル気次第。お金で買えるものではありません。
トレーニングをする中で、ウェイトを変えずに自力ではこれ以上1回も挙げられないという限界まで来たところで、そこからさらに追い込むための手段としてトレーニング補助が使われます。
ドロップセット、フォーストレップ、ネガティブレップ、パーシャルレップなどの方法がありますね。
初心者のプログラムでは、こういったテクニックの出番はありません。その他(中級者以上)のボディビルダーにとっては、控えめに取り入れると助けになることがありますが、使い方をまちがえて逆効果になっていることがよくあります。
1973年、15歳のときジムでトレーニングを始めました。
ちょうどアーノルド・シュワルツェネッガーがボディビルダーとして全盛期にあった頃で、雑誌などのメディアでは注意書きや警告もなく彼のトレーニング法が広く勧められていました。
「ボディビルチャンピオンのプログラムはこうだ。同じように鍛えて、食べて、サプリメントを摂れば君もチャンピオンになれる!」といった調子です。
この本では、筋力トレーニングに取り組んでいる大多数の人にとって最も重要なテーマである「いかに筋肉量を上げるか」に焦点を当てています。逆に、コンテスト前のボディビルダーのための調整法のような、ごく一部の人向けの内容には触れていません。
私自身、旧来のトレーニング法を試し、その効果の無さを実感しました。 その後、ようやく実際に効果の出る方法にたどり着きました。単に一個人の通った道のりではなく、いろんな世代のボディビルダーの経験とそこから得られた知識を基にしています。