このページでは、こちらの記事には収め切れなかった無料パーソナルコーチングキャンペーンの体験談をご紹介しています。
減量コーチング
フィジークコンテストに向けてギリギリまで減量:糟谷さん
今回3ヶ月サポートして頂き、減量に対する考えが変わりました。
いつもは体重ばかり気にしてしまい、必要な筋力までも落としてしまっていたなと実感しました。
体重も体脂肪が減って来れば自然と落ちましたし何よりも自己流でダイエットを行なっている時よりも仕上がった時の見た目に違いが出たと思います。
今後、コンテストに出場する際はまた同じ方法でチャレンジさせて頂きたいと思います。
3ヶ月で色々な事を学ぶ事が出来て、とても意味のある3ヶ月になりました。
短い間では御座いましたが、有難う御座いました。
本橋のコメント
糟谷さんは、2つのフィジーク大会に向けて減量をされました。
どちらのコンテストも、コーチングにお申し込みいただいた時点で2〜3ヶ月後に迫っており、減量をする時間に余裕はありませんでした。コンテストへ出場するための体重制限はありませんでしたが、スタート時の糟谷さんの体形から、コンテストで予選を突破するためには体脂肪を相当に落とす必要がありました。また、フィジークコンテストでは上半身の筋肉量が重要になります。
筋肉量を維持しつつ、体脂肪を期間内に最大限に落とすため、糟谷さんのトレーニングと食事は次のようにしていただきました。
【トレーニング】
- 上半身を中心にトレーニング種目を組む
- 弱点部位は、種目数を多くしてトレーニング量を増やす
- トレーニングで扱う重量をできるだけ維持する
【食事】
- カロリー摂取量を、筋量の落ちにくい範囲でギリギリまで抑える
- トレーニングの質を維持するため、脂肪の摂取量を控える代わりに、炭水化物を多めに摂る
糟谷さんの体重は次のように推移していきました。
写真からも、12週間でかなりの体脂肪量を落としたことが見て取れると思います。
6週目で体重が増えているのは、ひとつ目のコンテスト後に、数日間だけ食事制限をユルめたからです。これは体脂肪が増えたというわけではなく、体内の水分量や食べた物の重さが影響しています。
残念ながら、糟谷さんは2つの大会とも予選敗退に終わってしまいました。しかし、今回のコーチングを通して、食事管理と計画的なトレーニングの大切さを感じていただけたと思います。来年のコンテストでは、素晴らしい結果が出ると期待しています。
減量の停滞期を上手に乗り切る:Nさん
今まで自己流で減量をやってきました。8kgほど減量しましたが、それ以降がなかなか落ちない状態でした。
そこで今回、パーソナルコーチングを初めて試みてみました。しかもオンラインでの指導…本当に減量が出来るのか不安も多かったのですが、事細かいカウンセリング内容から適切な食事のアドバイス、トレーニングメニューを作成していただき、これならやれそうだと感じました。
実践してみると、1週間毎に体重もウエストも緩やかに減っていきました。5kgの減量でしたが、トレーニングでの重量は伸ばしながら出来ましたので脂肪が減り、筋肉量が増えたのだと実感できる内容となりました。
今回のコーチングで学べたことは、減量は非常にシンプルな原則に基いて成り立っているということでした。
消費カロリーより摂取カロリーを抑えれば、自然と減量できるということ。さらに初心者ならトレーニングを行なうことで筋肉を増やしながら減量が可能なこと。そしてその方法が嫌気がさして継続できないほど複雑なものではなく、生活する上でストレスにならない程シンプルだったことを学べました。
本橋のコメント
Nさんは、これまでにご自身で減量を進めてましたが、ある時から体重が減らなくなったことでお悩みでした。メールでNさんの食事や運動習慣を詳しく聞かせていただいたところ、カロリー収支がマイナスになっていないことが考えられました。そこで、まずはNさんが確実に体重を落とせる食事量に設定し直すことから始めました。
下のグラフはNさんの体重の推移を示したものです。
コーチング開始から2週目まででグッと体重が落ちました。ただし、体重は体脂肪だけでなく、筋肉、体内の水分量、お腹の中の食べた物の重さなども影響してきます。特に食事内容が変わると、体内の水分量が変わるので、減量開始直後に体重が落ちるのはよくあることです。水分量が戻ると体重も戻ってしまうので、体脂肪が落とせているかの判断はもう少し経過を見る必要があります。
2週目~6週目も体重は落ちてきました。ここまで来るとカロリー収支をマイナスにできていると考えられます。ただ、6週目までの体重の落ち方は当初の目標から考えるとスローペースでした。こういう場合、体脂肪量と関連の深いお腹まわりのサイズを見ると状況が掴みやすくなります。
お腹まわりのサイズは6週目まで確実に良いペースで落ちています。そこで、この時点では「体重には何らかの理由で大きな変化は見られないが、体脂肪は減り続けている可能性が高い」と判断しました。体重に変化がないのは、筋肉が増えている可能性、体内の水分量が増えている可能性などが考えられます。そこで、8週目の経過チェックまでは食事設定は変えずに様子を見ることにしました。
8週目の経過チェックでは、体重の減り幅が小さく、お腹まわりのサイズもほとんど変化がありませんでした。この場合、体脂肪がうまく減っておらず、停滞期に入りかけている可能性が高くなります。
そこで、今度は100kcalほどカロリー摂取量を減らしました。それ以降の期間は停滞することなく、最終的にはお腹まわりを10cmほど減らすことができました。パーソナルコーチングを受ける前後で比較した写真を見ても、お腹まわりの体脂肪が落ちてスッキリしたことがお分かりいただけると思います。
体重だけではなく、身体のサイズやその他のデータを組み合わせて、一定期間の変化を見ていくことで減量が効果的に進められます。また、人によってお腹まわりの体脂肪の付き方は違うので、AthleteBody.jpでは複数箇所のサイズの変化を見て経過チェックを行います。
Nさんは「割れた腹筋」を目標にされていましたが、12週間終了時点でまだもう少し体脂肪が残っていたので、その先の減量の続け方についてアドバイスをお送りしました。
長期スパンで減量を考える:Kさん
私がオンラインコーチングを始めたきっかけはathletebody.jpから届いたメルマガに書かれた無料オンラインコーチングのモニター募集のお知らせでした。
私は昨年の秋から今年の冬にかけて10キロ増やした体重を落とすべく減量を続けていたのですが、2カ月間全く体重が落ちず悩んでいました。
そんな時に定期購読していたathletebody.jpのメルマガを読んでいると、「無料オンラインコーチングのモニター募集」の文字が私の目に飛び込んできました。
チャンスと思い、記事を読んですぐに応募したところ運良く当選したのです。
athletebody.jpは科学的エビデンスがある質の高い情報を惜しげもなく公開してくれています。私達がほんの少しの根気強さを持ってサイト内の情報を読み漁れば、トレーニングや食事管理に関する必要十分な情報を手に入れることが出来ます。
それではコーチングの意義は何処にあるのでしょうか。
私はそれはやはりこれまで数多くのクライアントに接して得た豊富な経験に基づく適切なアドバイスを得られることだと思います。
正しい知識に基づいてトレーニングや食事管理を行なったとしても、身体の反応は人それぞれで異なり、思う通りに進まないことがままあります。そんな時に自分1人であればあれやこれやと悩んで袋小路に迷い込むところを経験豊富なコーチが正しい方向に導いてくれます。
オンラインコーチングでは摂取カロリーやトレーニングの挙上重量・回数、体重や身体の各部位の変化等を記録したエクセルのシートと体型チェック用画像を定期的に提出・報告することが義務づけられています。
これらの提出・報告を続ける内に体重の変化を1日単位で一喜一憂せず、1週間の平均体重で体重の変化を見ていくこと、週に一度身体の各部位をメジャーで測定して体型の変化を記録すること、これらの重要性を感じました。今後もそのように体重と体型の変化を捉えて行こうと思います。
また、格好の悪い自分の体型を画像で他者に見せるというのは嫌なものですが、だからこそ定期的に体型を他者に見せなくてはいけない状況に自分を追い込むことがボディメイクを行う上で良いプレッシャーになるとも感じました。オンラインコーチング終了後も他者に身体を晒す覚悟さえ持てれば、SNS等を活用すれば良いプレッシャーを持ってボディメイクを継続できるかもしれません。
コーチングが終了し振り返ってみると、12週間はあっという間でした。期間中には夏休み旅行を挟んだり、トレーニング中の事故による故障等もあり、思うように食事管理やトレーニングが進まない時もあったのですが、その都度、担当頂いた本橋様より適切なアドバイスをいただき、なんとか乗り切ることが出来ました。またコーチング期間中、終始一貫して丁寧なメール対応を頂きましたことをとても感謝しております。
本橋様、本当にありがとうございました。今後もathletebody.jpの益々のご発展と本橋様、アンディ様、八百様のご活躍をお祈りいたしております。
本橋からのコメント
Kさんはコーチングを始める前までご自身で減量をされていましたが、お申し込みいただいた2ヶ月くらい前から体重が落ちず、減量が停滞していることに悩まれているということでした。
Kさんは、ご自身で減量されていた時から食事量を正確に把握されていました。しかし、Kさんの日常生活の活動量を考えると、カロリー収支がマイナスになっていない可能性が高いと考えられました。そこで、確実に体脂肪が減らせるように、Kさんのそれまでの食事量よりもカロリー摂取量を減らしていただきました。
コーチング期間中、Kさんの体重は次のように落ちていきました。
順調に体重が落ちているように見えますが、Kさんにはこちらで設定させていただいた食事量がかなり少なく感じられたようです。コーチング開始当初は、小腹が空いた時に思わず多く食べてしまう日がありました。また、思わず食べてしまった翌日に体重が増えてしまうことにも不安を覚えていました。
そこで、Kさんには次の2つのことを心掛けていただきました。
- 長期的にカロリー収支をマイナスに維持することを心掛ける。
1週間単位でのカロリー摂取量を意識していただきました。食べ過ぎてしまったら、翌日以降の食事量を減らすということになります。 - 日々の体重に気を取られないようにする。
日々の体重の変動は、身体の中に残っている食事の重さや、水分による影響が大きく、体脂肪の増減を表していない可能性が高いです。
そこで、Kさんには、数週間のスパンで体重の推移を見ていただくようにしました。
最終的には、1日ごとの食事量や体重の変動に一喜一憂することなく、楽な気分で減量を進めることができたと思います。
増量コーチング
トレーニング重量を着実に伸ばしていく:石井さん
トレーニングに関しては、使用重量が日に日に伸びていくので、身体の変化とも合わせて毎回楽しみながらジムに行くことが出来ました。
また、食事面がしっかり管理されているため、トレーニングにのみ集中することが出来たと思います。元々痩せ型で中々体重が増えてくれないと思っていたのですが、食事プログラムをしっかり守るだけでここまでスムーズに(なるべく脂肪をつけず)増量が進むことと、自分の体の変化には非常に驚きました。
コーチング以前にもネットや書籍で自分なりに調べていたこともあり、初心者ながらある程度の食事の知識を持っている自負があったのですが、その知識を私自身の身体に合うように落とし込み、そのルーティンを守ることは、1人では確実に不可能だったと思います。
初心者はビッグ3に集中することがとても大切なのだと感じました。やるべきトレーニングを絞ることが出来ず、1つの部位に色々な種目を取り入れて、どれも中途半端に取り組んでいてはここまで身体の変化を感じることはできなかったと思います。そしてなにより、トレーニングを始めてまもない段階でビッグ3のフォームをしっかりと固めることが出来たことは、今後最も役に立つと感じています。
初心者の私には、オンラインコーチング=大会に出場する中級者以上の減量指導というイメージがありました。
しかし、実際には初心者にこそオススメだと思います。不安や迷いを取り除いて成長スピードを無駄にすることなく、非常にコストパフォーマンスの良い3ヶ月間でした。私の身体に合った食事、トレーニングプログラムを詳細に作成していただいた本橋さんには大変感謝しております。
ただ、オンラインであるため、トレーニング面の直接の指導を受けられないことは、欠点ではありました。
私の場合はジム常駐のトレーナーさんに指導していただけたので問題ありませんでしたが、それが可能でない場合は、初心者には適さないと感じました。
本橋のコメント
石井さんは筋力トレーニングをご自身で続けていましたが、思うように筋肉が増えていかないことにお悩みでした。メールで石井さんの状況を伺ったところ、十分な食事量を摂っていないこと、トレーニング重量を増やせていないことに問題があると考えられました。そこで、コーチングの期間中、石井さんには次のポイントを押さえていただきました。
- 食事量を増やしてカロリー収支をプラスにする
三大栄養素の量を細かく気にするよりも、まずはカロリー摂取量を確保していただくことに集中していただきました。食事量が増えたことで体脂肪が増えてしまうことを心配されていましたが、石井さんが筋肥大を確実に進めるにはカロリー摂取量を増やすことが必要で、体脂肪を増やさないことよりも筋肥大を優先するには必要なこととご理解いただきました。 - トレーニング重量を少しずつ増やしていく
「同じ重さを使って、全てのセットで8回がこなせるようになったら、重量を増やす。」という、トレーニング重量を増やすための条件を設定しました。
シンプルな方法ですが、条件を明確にすることで、この条件をクリアすることに向けてトレーニングを頑張ることができました。
石井さんのBIG3の使用重量は次のように伸びていきました。
ベンチプレスでの使用重量を示す青いラインは階段状に伸びていきました。重量を増やすと、一旦挙上回数は落ちますが、その重量でトレーニングを継続する間に挙上回数が伸びてきて、緑のバーで示した合計挙上重量が伸びてきました。筋肥大を促すには、合計挙上重量がとても重要になります。
トレーニングを始めてすぐの場合、挙上回数が落ちると、自分のトレーニングが正しいのか不安になる方が多くいます。石井さんのコメントにあったように、重量を戻したり、補助種目を追加したりと、他のことを試したくなる方が少なくありません。しかし、長いスパンで見て結果につなげるために本当に必要なのは、重量変更や種目変更ではなく、一貫性を持って続けることという場合が多いです。
体脂肪の増え方に注意して筋肉量アップ:Tさん
『パーソナルコーチングは不要?? しかし99%のトレーニーにとっては必要!!』
宣誓:体験談の投稿にあたり虚偽の内容は記載しません(笑)
結論:AthleteBody.jpの塾読者であれば、自身のみでもパフォーマンス向上は(理論上は)可能です。但し、独自で成果を出せる人の割合は…??
以下、具体的な体験談ですので皆様の参考に成れば幸いです。
私の目的は筋力の向上。減量目的の方が多い中、珍しいタイプ。私の特徴:44歳、164cm、58kg。総合系格闘技が趣味で、ここ1年間は練習を休止状態。そんな中、再開のため筋力の強化を目的にエントリーしました。
初アドバイスは「痩せ過ぎ‼ 今以上のカロリー摂取を‼」小食の私には何気に苦痛 汗
但し、決められたカロリーの摂取とトレーニング回数は(昨晩実施できない日は翌朝に実施するなどし)コツコツと実施しました。
トレーニング開始時は下半身が特に弱く、挫けそうでしたが「下半身(大きな筋肉)は伸び率が高い」と言い切って貰えたことで、心の励みとし続けることが出来ました。
その結果、二か月後には廻りから「そんなに筋肉質だった??」と言われるように‼
(私は筋肉の付き易いタイプでは無く高校時代は45kgのガリでしたビックリ)
これは、ひとえに本橋さんの「指導」と「定期的な記録と報告」が有ったからこその結果です。
記録は毎週伸び、「報告でより良い結果を伝えたい」との思いから追い込みをかけました。
トレーニング中の疑問については、こまめに質問を行い(個人の資質に応じた)的確な回答を元にトレーニング内容を修正し実施していきました。(初期は記録が大きく伸びるので充実感もあるんですよね~)
ところが焦って追い込み過ぎた結果、腰痛を発症。「無理は禁物」とのアドバイスにも、「これまでの努力を無駄にしたくない!!」と無理なワークを決行。そして悪化させてしまう始末。涙
それでも、短期間で各種重量は大幅向上、体格のUPも実感することが出来たことは大きな成果です。
「努力は何歳になっても裏切らない」ということを実体験することが出来、「今後もトレーニーとして向上していける!!」と自信に繋がりました。(腰痛中でも開始前より、ずっと高重量をUP出来ます 本橋さんに怒られますね 笑)
「AthleteBody.jp」はとても優良なサイトですし、基本知識は十二分に得ることが出来ます。
そういう意味では自分でトレーニングを行うことは可能です。但し「パーソナルコーチング」により個人に沿ったアドバイスを受けることで、より効率的なトレーニング効果を出すことが出来ます。特にトレーニング初心者に対しては的確な指導を受けることが出来るため、目標の達成に向け有効的な選択肢だと率直に感じました。
皆さんも迷われているなら、試してみては如何でしょうか?損はないと思います。
以上で、私の体験談とさせて頂きます。本橋さま有難うございました。
本橋からのコメント
Tさんは、1年お休みされていた総合格闘技の復帰へ向けて、筋力と筋量アップを目標にしておられました。
Tさんはもともと少食だったことから、目標カロリー摂取量を確実にクリアすることに力を注いでいただきました。また、筋力トレーニングでは、少しずつ確実に重量と回数を増やすことに集中していただきました。
Tさんの体重は、次のように変化しています。
- スタート〜4週目
コーチングを始めてから4週間の期間、Tさんはこちらからお送りした食事量設定よりも10〜20%ほど多く食事を摂られていました。「増量ならしっかり食べた方が良い」という考えから、Tさんが意識的に食事量を増やされていました。実際にこの期間はみるみる体重が増えていきました。
この体重増加量に対して、お腹まわりのサイズはあまり増えていなかったことから、体脂肪よりも筋肉量の方が増えている可能性が高いと判断しました。そこで、この時点では、設定したカロリー摂取量より多く食べても気にせずに増量を進めていただきました。
Tさんの場合、コーチングを始める前までの1年半の間はほとんど運動ができていませんでした。この期間中に筋肉量が落ちていたことが予想されます。落ちた筋肉を取り戻すのは新たに筋肉を増やすよりもスムーズに進みやすいので、多めに摂ったカロリーやたんぱく質が筋肉に優先的に使われた可能性が考えられます。また、コーチングを始めてから筋力トレーニングでカロリー消費量が増えたはずです。さらに運動を始めると筋肉内に蓄えられるグリコーゲンの量が増えます。これは、トレーニングからの回復のために使われる炭水化物が増えると考えてください。
こういったことが複合的に影響して、余剰カロリーが大きくならず、体脂肪として蓄えられなかったと考えられます。 - 4週目〜6週目
4週目までと同じように食事量を気にせずに進めていましたが、体重の増加とともに、お腹まわりが目立って増えるようになりました。
たくさん食べてもカロリー収支のプラス分が有効利用され、体脂肪が増えにくい段階は終わりに近づいていると考えられました。そこで、増量ペースを少し落とすために、プログラム開始当初に設定した食事量を摂っていただくようにしました。 - 9週目〜12週目
ここまで順調に増量を進めていましたが、腰を痛めてしまいました。腰に痛みが出る間は、トレーニングをお休みしていただきました。
怪我でトレーニングを休まれた影響で、コーチング期間の最後の方は体重を落としてしまいました。しかし、コーチングを始めた時と終了時での写真を比べてみると、12週間で明らかに筋肉がついたことがお分かりいただけると思います。
Tさんの場合、重量を増やすことを急いでフォームが犠牲になってしまう傾向がありました。コーチング期間の中盤にトレーニングのビデオを拝見し、具体的なフォームの修正点をお伝えして、確実に扱える重量に一旦戻してフォーム確認をしてもらうようにお話ししました。しかし、実際には、さらに重量を増やして腰を痛める結果になってしまいました。少しでも前に進もうとする気持ちはとても大切ですが、無理が続けば怪我のリスクを高めます。
そこで今後のトレーニングでは、身体に少しでも違和感がある時は使用重量を増やさないこと、使用重量を増やす場合はフォームが崩れないのを確認すること、使用重量は小刻みに増やすことをアドバイスさせていただきました。
幸いにもTさんの腰は大事には至らず、今では良くなって、トレーニングを再開されています。まったく身体を痛めずにトレーニングができればそれに越したことはないですが、実際にやってみて初めて気付けることも多くあります。こういった経験を糧にこれからも着実にトレーニングを進めていただけると思います。
食事量を工夫して増やして筋肉量アップ:Sさん
もともと食が細いので最初のうちは食事量を増やすのは大変でしたが、三食以外に多少の空腹感を覚えることは何度かあるため、そのタイミングでおにぎりやカロリーメイト、バナナなどで補うことで無理を感じなくなりました。従って極端な増量を目標としない限り、ある程度の増量であれば辛さを感じることなく実現可能だということが分かりました。
怪我で不本意な重量でしか上半身のトレーニングができなかったにもかかわらず、たったの3ヶ月で明らかに体が変わったことには驚きました。毎日風呂上がりに鏡に映る自分を見てもその変化には気づきませんでしたが、キャンペーンに申し込んだ際に撮影した写真と3か月を経て撮影した写真を比較してその差に感心するとともに、ある程度かっこいい体になりたいという目標であれば、重量を追い求める必要はなく、1回1回の挙上を大切にすれば実現可能であると感じました。
また、ネットで決まって紹介される二頭筋や三頭筋の長頭や短頭の鍛え方、ドロップダウン方式、ジャイアントセットに関する情報は、以前から自分にとっては枝葉末節で目標達成にはあまり必要がないと薄々感じてはいましたが、今回のプログラムで確信に至りました。多くの知識を持ち合わせていても、明確な目標に合わせたプログラムとして知識を有機的に結合して機能させなければ結果は思うように出せないことが分かりました。そして、そのプログラムを継続して実施し、記録を取って検証するなどの自己管理が必要不可欠だと痛感しました。
多くの種目に手を出さずに基本に忠実でシンプルなプログラムが今の私にとって大切だと感じました。
最初に提供されたプログラムを見たときはシンプルすぎて愕然とするとともに、やはりこれか、とも感じました。
分かっていたはずなのにできていなかったのは恐らく無駄に多い知識がシンプルに考えることを妨げていたからなのかもしれません。
また、追い込むことをしないというのは全く新しい視点でした。以前はむやみにセット数を増やして怪我レベルの筋肉痛が4日間も続いて喜んでいたこともありました。その結果、疲労から回復するのが遅くなり、全体のボリュームが減ってしまってあまり結果も出せませんでした。
しかし振り返ると、すでにAthleteBodyの「肉体改造のピラミッドトレーニング編」を読んでいて知識はあったはずなのですが、それでも追い込んでいたのはネット上にあふれる「追い込み神話」に洗脳され毒されていたからなのでしょう。
今回のコーチングを通して目標の明確化→無理のないプログラムの作成→継続的実践→記録→検証のプロセスが目標達成の要であると確信しました。
本当にとても大きな収穫でした。
ダイエットガイドに成功に向けたピンポイントアドバイスとして、プログラムを実践中であることを周囲に話すことが挙げられていましたが、私は周囲には一切話しませんでした。話せば「そういえば少し変わったね」など、お世辞に近い返事が返ってくるかもしれないと思ったからです。肺炎になる直前に会社の若手社員から「筋トレとかやってます?」と聞かれたので「そんなことしてるように見えるか?」と返したところ、「なんかやってそうな体に見えるんですけど」と言われたので正直な話をしたのですが、努力が実を結んだと感じました。大学生の長男からは背中の筋肉の成長に驚かれました。背中の写真も撮っておけばよかったと思っているので今後は定期的に前、横、後ろから写真を撮ろうと思っています。
これからもファッションだけでなく中身もさらに進化させていこうと思っています。
本橋さん、これまでの3か月間本当にありがとうございました。
本橋からのコメント
Sさんは、筋量アップを目標にご自身でトレーニングをされていましたが、うまく筋肉がつかないことにお悩みでした。
Sさんは真剣に筋力トレーニングに取り組んでおられましたが、食が細いことが、筋肉量を増やせない原因である可能性が考えられました。そこでコーチングでは、Sさんのトレーニング頻度や活動レベルを考慮した上で、これまでのSさんの食事量よりも200kcalだけ多く食べていただきました。すると、体重は次のように推移しました。
食事量を増やしたことで、体重とトレーニング重量は順調に増えていきました。
Sさんにとっては、普段の食事に200kcal加えるだけで、苦しいくらいにお腹がいっぱいになることが何度かありました。そこで、プロテインのような液状食や、ナッツのようにエネルギー密度の高い食品を摂ることで、できるだけ満腹と感じずにカロリー摂取量を増やす工夫をしていただきました。
コーチングの後半ではSさんに合った食事の摂り方が見つかったことで、極度の満腹に悩まされずに増量を進めることができました。
Sさんは、コーチングを始めたばかりの頃は、1つ1つの種目を疲労困ぱいまで追い込んでおられました。そのため、次のトレーニング日までに疲労が取れず、トレーニング量をこなすのがキツイということが見られました。
これを少しでも改善するために、次のことを指導させていただきました。
- 筋トレではギリギリまで追い込まない。
最後のセットを終えたときに、1〜2回くらいの余力が残るように重量を選んでいただきました。 - 筋肉痛を追い求めない。
筋肉痛があるから筋肉がつくわけではないことをご理解いただきました。
コーチング後半で体調を崩され食欲が落ちた期間があったので、最後の数週間は体重の伸びが止まっていますが、全体として筋肉がついたことが写真からお分かりいただけると思います。
人によっては、食事量を増やすことやトレーニングが苦しく感じられることがあります。こういう場合は、工夫を加えることで長く続けるようにすることが大切です。
おわりに
個人に合わせるパーソナルコーチング
今回は無料パーソナルコーチングキャンペーンにご参加いただいたクライアントさんたちをご紹介してきました。
記事でご紹介したクライアントさんの他にも、スペースの都合上ご紹介しきれなかった方もおられます。おかげさまで、キャンペーンに参加された皆さまが満足する結果を出して、コーチングを終えることができました。そして、12週間での結果以上に、この先それぞれのフィットネス生活の中で長く役立つ経験値を得てもらえたと思います。
この記事では、各クライアントさんのコーチング期間で特に重要だった部分をギュッとまとめました。身体づくりにはたくさんの進め方があり、同じゴールに到達するのにいろんな選択肢が考えられます。その中で、それぞれのクライアントさんの状況に適したプログラムやアドバイスをお送りするのがコーチの仕事です。そのためには、しっかりとお話を聞いてクライアントさん一人一人を理解することが欠かせません。今回のキャンペーンでも、それぞれのクライアントさんと二人三脚で進めた12週間には、思い返すことがたくさん詰まっています。
この記事を読まれる方で、コーチングに申し込みをお考えの方がいれば、ここでご紹介したそのままの内容になることはないと思います。まずは、こちらからお話を聞かせてください。