映画「ウルヴァリン サムライ」が先月、公開されました。
日本を舞台に、主演を務めるヒュージャックマンの鍛えられた身体が見所のひとつですが、今回の役作りにあたって、どんな方法で肉体改造を行ったのかが話題になっています。
左のデッドリフトの写真はヒュー・ジャックマン本人がツィートしたものですが、他にも映画に関するインタビューなどを通じていろんな情報が出て来ています。
基本的にハードなウェイトトレーニングと徹底した食事管理を行ったようで、リーンゲインズの要素も取り入れられていたり、おもしろいのでカンタンご紹介します。
マッスルアンドフィットネスという雑誌の9月号にヒュー・ジャックマンの特集がありました。
アメリカのフィットネス雑誌ですが、ヒュー・ジャックマンとのインタビューの日本語訳が見れます。
実践内容として、週5日のウェイトトレーニングで、ビッグ3などコンパウンド種目を中心に、毎週負荷を調整していくピリオダイゼーションプログラムが紹介されていました。
いまでは200kgを超える重量でデッドリフトをしていますが、それは13年間トレーニングを続けてきた結果だという話が印象的でした。
栄養面については、鶏肉・魚・牛肉などが中心の高たんぱく質の食事で、多いときには6000kcalも食べていたということですが、今回の映画の撮影前にはリーンゲインズの8時間の食事枠を取り入れて、1日の16時間は何も食べないという生活を送っていたようです。
映画関係のサイトでも食事時間についての話が紹介されていました。
英語になりますが、このインタビューの中で食事時間について語り「もちろんハードなトレーニングは必要だけど、食事管理はもっと重要」と話しています。
さらにアメリカのテレビ番組では、デッドリフトをやって見せています。
コメディアンとの共演で本気のトレーニングではないですが、「楽してヤセるダイエット」などが大半を占める一般向けの番組でデッドリフトが紹介されるのは、ヒュー・ジャックマンのおかげですね。
靭帯や腱についてですが、これらには伸張性や柔軟性はあるのでしょうか?
というのも、可動域を高めるために柔軟を行うことがありますが
風潮的には柔軟性が高い(可動域が広い)ほど良いとされていますが
柔軟により靭帯や腱が伸びることで筋力低下につながるというような記事があり
疑問を感じ質問させていただきました
また、靭帯や腱は1度伸びると戻らないのでしょうか?
まとめると
●靭帯や腱にはそもそも伸張性や柔軟性があるのか
●またそれらがあった場合、そのことによる筋力低下はあるのか
●そもそも体が硬いということはデメリットでしかないのか
ということが聞きたいです
私の考えでは
柔軟性は筋肉に対しての表現で、靭帯や腱は多少は伸びるものの
大きな影響力がなく
また競技によっては、必ずしも柔軟性が高いということがメリットには
なり得ない(例えば、ピッチャーの肩甲骨の可動域が広すぎることによる怪我のリスクなど)
と考えています
もう1テーマ質問があるのですが
私はピッチャーをしています
野球のトレーニング、特に日本の野球のトレーニング理論は
遅れていると感じています
というのもピッチャーのトレーニングではよくランニングを行いますが
ピッチャーのスタミナとランニングで得られるスタミナは全く別で
ピッチングに必要なスタミナは
ダッシュ→インターバル→ダッシュ→インターバル
のようなトレーニングの方が理にかなったトレーニングだと思います
もちろんランニングによる毛細血管の増加による疲労回復という側面の効果や
インナーマッスルを鍛える、全身の身体の使い方の向上など
メリットもあると思うのですが
これを果たして主要なトレーニングにするべきなのか疑問に感じます
また、下半身の強化は投球動作の安定や、下半身による運動エネルギー量
のアップを目的として行いますがこの点も疑問に感じます
なぜなら、投球動作の安定だけならそこまで強靭な下半身は必要なく
また下半身で生み出すエネルギー量より
股関節や腹直筋でのエネルギー量の方が、投げるという動作に
大きく関与していると感じているからです
だらだらと長くなりましたが
●ピッチャーに必要なトレーニングはどういったものが考えられるのでしょうか
よろしくお願いします
Thank you for the detailed comment. Here are the things I can answer easily, but this isn’t my area of expertise.
1. Stretching does not lead to strength loss.
2. Increased range of motion is NOT always a good thing, some folks have too much, and it makes their joints unstable. You’ve probably had a friend (or heard of someone) in the past that has had many shoulder dislocations from seemingly minor things – this is a good example.
The main question to ask yourself is if your current range of motion is enough to do everything that you want and need to do in your life. If not then you will benefit from working on it.
How? Well that depends on the individual. Everyone has their own areas of weakness, tightness, imbalances, and there is no one size fits all.
I hope this answer doesn’t frustrate you.
斉藤さん、コメントありがとうございます。
アンディのコメントを訳しておきます。
私は専門外ですが、答えられる範囲のことをカンタンに書き出してみます。
1. ストレッチで筋力ダウンにつながることはありません。
2. 可動域が大きいことが絶えず良いこととは限りません。可動域が広すぎると関節が不安定になることがあります。
肩の脱臼を繰り返す人が身近に居たり、少なくともそういう人の話を聞いたりしたことがあると思いますけど、この問題の良い例です。
実際に考えるべきなのは、いま自分に必要な可動域が備わっているかで、必要に応じてストレッチなどを入れるのは良いことでしょう。
具体的に何をすれば良いかというのは個々の状況(弱い所、硬い所、バランス)によって変わるので一概には言えません。
ぼんやりした回答ですみません。