福田選手から個人相談の問い合わせを初めに頂いたとき、普段テレビなどで見るステージ上のプロレスラーのイメージからは少し意外な程しっかりした文章から「必ず成功させる」という意気込みが伝わってきました。
一般人のダイエットでもそうですが、特にプロの格闘家として筋力は犠牲にできないので、ダイエットのペース設定が重要でした。 開始直後の体内水分量による体重減は別として、1週間に500グラム〜最大1キロのペースで体脂肪を落とすと説明をしました。筋力ダウンやお腹の皮膚のたるみのリスクを考えると、結果を急いでこれ以上極端な設定をしない方が良いというラインです。
3ヵ月での結果は予想以上でした。 上記の写真でも分かるように、1週間に1キロのペースで減量に成功し、トレーニングの記録もほぼ維持し続けることができました。 仕事上、遠征や接待が多く食事のコントロールがむずかしい生活の中で、3ヵ月間コンスタントに努力を続けた結果です。
本人のコメント
僕はユニオンプロレスという団体に所属するプロレスラーです。
2011年に華々しくデビューした後は、レスラーらしく大きな体を作ろうと暴飲暴食を重ねて100kg近くまで増やしました。
しかし、実際に太ってみて「これは都会派レスラーの自分の目指す体形ではない」という思いが募り、そんな折にこちらのサイトを発見しました。
最初はサイトに書いてあることを自分なりに解釈して実践し、それでも5〜6kgは落ちたのですが、このまま自己流で続けることに不安を覚え、個人相談をお願いすることにしました。
それからの12週間は、食事についてもトレーニングに関しても丁寧に指導して頂いて、快適にダイエットすることが出来ました。
僕の中でずっとネックだった「何を食べれば良いか迷う」「どんなトレーニングをするべきか悩む」こともなくなりましたし、何しろ以前はカタボリックになることを恐れて大量に食べていた朝食を摂らなくてもよくなったことで生活がとてつもなく楽になりました。
みなさんが心配する空腹感も「いま僕は脂肪を燃やしてる」と実感することが出来て、心地よくすらありました(笑)
むしろ、僕がダイエットをする上で唯一の障壁はレスラーとしての周りからの評価でした。
「レスラーなら脂肪をつけてでも大きくするべき」
「痩せると可愛げがなくなる」
などなど、せっかく頑張ったのに否定する声はなかなか絶えませんでしたが、そんな時アンディさん達に励ましてもらうことで、モチベーションを下げずにダイエットに取り組むことが出来たのです。
肉体の方はまだまだ完成にはほど遠く、やっとスタートラインの手前に立ったぐらいですが、今後もギリシャ彫刻のようなカラダを目指して更に精進して行きたいと思います!
2013年6月追記
3ヵ月の個人相談の終了時に、福田さん自身で食事管理を続けられるよう調整方法のポイントを伝えておきました。
6ヵ月の時点でほぼ現在の状態に到達し、さらに2ヵ月間ゆっくり筋力を伸ばしながら、さらに体脂肪を落とす方向で進められてきました。個人相談開始時から8ヵ月になる2013年6月から増量に移ると言うことです。
個人相談の開始前からは約18キロ、ダイエット開始前から考えると30キロ近い大減量になりましたが、筋力ダウンは一切ありません。
逆にベンチプレスの記録は10キロ伸びました。ベンチプレスは胸の脂肪が落ちることで可動域が大きくなるので、筋力の伸びは10キロ分以上と考えて間違いないでしょう。
福田さんは個人相談終了後も定期的にメールやTwitterで経過を教えてくれていましたが、「リーンゲインズを知って人生が変わった」と言って、素晴らしいガンバリを見せてくれました。
今度の増量は、もちろん以前の体形に戻るためのものではありません。いまの気持ちがあれば、さらにたくましいアスリートになってくれると期待しています。
関連リンク
- ネットテロリストと言われる福田選手はTwitterもおもしろいです。