ダイエットは我慢づよさが必要です。
みなさん「いますぐ」結果が欲しいと思っている中で、うまく成果が見えないときが出てきます。
いまは待つべきなのか、何かを変えるべきなのか?プレッシャーに負けず、客観的に正しいタイミングで正しい変更をしないといけません。この仕事で一番難しい所ですが、クライアントさんは、その決断にお金を払ってくれているワケです。
「急いては事を仕損じる」と言います。自分でダイエットプランを決めている人は、結果を求める気持ちが先走って、的外れなことを試そうとすることがよくあります。
リーンゲインズに加えて24時間の断食を混ぜてみたり、有酸素運動を始めてみたり、ウェイトトレーニングの頻度を増やしたり、炭水化物制限のルールを足してみたり、数え出すとキリがありません。
いつ何を変更すれば良いのか、すべてに当てはまるルールを紹介することはできませんが、大切なポイントがふたつ。
- 急いで変化を求めると、筋力・筋肉量を犠牲にしてしまうリスクが上がる。
- 試合やコンテストでデッドラインが決まっているような場合を除いて、「我慢づよく続ける」のが吉。
我慢づよく続けることの大切さについて、マーティン・バークハンと、姉妹サイトRippedBodyのクライアントさんのコメントを紹介したいと思います。
マーティン・バークハン
脂肪を落とすのは特に難しいことじゃない。個人的には「空腹に苦しむ」ということは無いけど、退屈で「早く終わらせて何かちがうコトがしたい」という気持ちへの忍耐力テストのような感じだった。
私のクライアントも同じように言う人が多い。実際に口に出さなくても、減量後に何をするかを話し合うと、そう感じている人が多いと実感できる。
体内水分量の関係で10日や2週間くらい体重に変化が出なくなることも珍しくない。特に減量終盤になると本当に脂肪が落ちているのか、停滞していないかと不安に感じることもある。コーチをしているような人も含めて、これに惑わされて摂取カロリーを減らしたり、有酸素運動を増やしたりしてしまう人が多いけど、これは実際のところ逆効果で、筋肉量を落としたり、ひどい空腹感におそわれたりする事になる。
何かをきっかけにダイエットのペースが狂うと、取り戻そうとして極端なことをしたり、悪循環から抜け出せなくなったり、ダイエット自体あきらめることにつながってしまう。こういうとき客観的に指示を出してくれるコーチが居るとずっと楽になる。
アンドリュー(アメリカ出身)
私は自分のことを、論理的で順序立てて物を考えるタイプだと思ってました。
マーティン・バークハンとライル・マクドナルドのサイトの記事をくまなく読んでいた流れからアンディのことを知りました。2011年はそこで読んだ情報を使って自分で食事管理をやってみて、ある程度の結果は出たんですが、去年の8月ごろ、筋力が完全に落ち込んでしまいました。
私はトレーニング日と休息日の設定が決まらずフラフラしてしまってました。結局、自分には十分な経験が無かったので、学んだルールをうまく使いこなせてなかったんです。
それから、トレーニング記録を採ったり身体のサイズ計測をしたりもしていませんでした。毎週1度だけ身体のサイズを測るという考え方は、私にとって最も大きな変更点のひとつでした。自分の変化を客観的に見て、内容を調整して行くための方法も学ぶことができて、やっとリラックスして、流れに任せられるようになりました。
他のクライアントさんや読者の人も言っていましたが、みんなもっとリラックスして、流れに任せば良いと思います。現代人は待つということができなくなっています。私自身そうで今もなんとかしようと努力中ですけど、焦らずにプラン通りに進めれば必ず達成できるんです。
私は6週間近く停滞期がありましたけど、ある日いきなり5ポンド(2.2キロ)も一気に落ちて身体も絞れました!
まとめ
いつ、どんな変更をすれば良いのか判断に困ることはよくあります。
思う方向に進んでいないとき、それは待てば解決するのか?何かを変える必要があるのか?
考慮すべき項目がたくさんあって、ブログ記事ひとつにまとめられる物ではないですが、最終的にコーチにとして大切なのは、全体を視野に入れて決断する力だと思っています。
このサイトを参考に自分でダイエットをされている方に言えるのは、自分の経過チェックの方法で変化が見えないからと言って、何も起こっていないとは限らないというコトです。
また今後の投稿で、もう少し実践的な内容をまとめようと思いますが、とりあえず「ガマンする」ということを意識してもらえればと思います。
私は既に4回目ですが、毎年恒例の減量時には、食べた物を全て書き出してカロリー計算し、またおおよその消費カロリーも毎日計算して(暇人なので)Excelに記入し、平均摂取カロリーや日々のカロリー差、そして特に累積カロリー差を見て楽しんでいました。
貯金通帳を見ているようで面白いんです。「これだけカロリー差が溜まったぞ〜」と。
4週間近く体重が停滞した時もありましたが、累積カロリー差は着実に増えてるので脂肪もその分減ってる筈、と気を落とさずに続けることができました。(そして、停滞後には必ず累積分か時にはそれ以上、体重やサイズの減りが一気にあるいは徐々にやって来ました)
petitpiaf111さん、コメントありがとうございます。
>貯金通帳を見ているようで面白い
こういう楽しみ方ができると強みになりますね。なににモチベーションを見出すかって大切なことだなと思います。