オンラインのダイエットコーチやトレーナーというのは新しいコンセプトです。 まだ数が少ないですが、それぞれに独自の方法論を持っていますので、ひとまとめにして 語ることはできません。ここでは私自身の考え方について話したいと思います。 |
一般的なジムで雇えるパーソナルトレーナーの多くは、長い付き合いのできるお客さんを求めていますが、私はこれが良いビジネスモデルだとは思いません。
説明が不十分だったり、混乱をさそうようなことを言ったり、さも難しいことのような口ぶりで、みなさんにずっと「トレーナーが必要だ」と思わせようとします。
ちょっと日本のホステスに似ているような気がします。お客さんとの関係をできるだけ長引かせて少しでも多くのお金を使わせようとする。最後はホステスがお客さんと寝るか、お客さんがイヤになって離れて行くか、どう転んでもハッピーエンドではありません。
クライアント指導のゴール
12週間で方法を身につけてもらう
クライアント指導での私自身の目標はシンプルです。12週間のパーソナルコーチングの期間に、私の勧める方法を身につけてもらって、自分で目標達成できるようになってもらうということです。
クライアントさんは、みんなスタート地点がちがいます。12週間でギリギリまで絞れたところに到達できる人もいれば、トレーニングを始めたばかりで、この先できるだけ効率よく進められるようスタートの段階で正しい方向付けがしたいという人もいます。
ひとつ共通して言えるのは、みなさん前進するごとに目標を上げて行くので、12週間で終わることはないということです。6パックがクッキリ見えるまで絞れた人でも、さらに上を目指そうとします。
ただ、たいていの場合、12週間あれば私の勧める方法を身につけて、何をすれば良いのか理解し、自分自身で目標達成まで続けられるようになります。
こうして自信を付けたクライアントさんが他の方を紹介してくれれば、それは良いビジネスだと思いますし、私もより多くの人の力になれます。逆にダラダラと長引かせたり、二度三度とパーソナルコーチングに申し込んでもらうのが良いことだとは思っていません。
私にとってベストなシナリオは、クライアントさんが12週間のコースを修了し、自分自身で続けて行く自信を身につけ、しばらく連絡がなくなる。そして数ヶ月後に、嬉しそうな表情の写真と一緒に目標達成を知らせるメールが届くときです。
これで「1日幸せな気分になる」と言うのはちょっと控え目。去年11月の終わりにこういうメールが3通続けて届いて、思わず「男泣き」してしまったことがありました。
よくあるカン違い
クライアントさんとのやりとりはすべてEメールでします。私が話をする人には、オンラインでのコーチングでどんな効果や利点があるのかと戸惑う人も少なくありません。気持ちはよく分かります。ほとんどの人が、身体を変えるには必死になってトレーニングをしないといけないと思っていて、それが「ジムのトレーナーにつけば成功する」という考え方につながっています。
ここが落とし穴です。
トレーニングを初めてしばらくすると、必ず記録の伸びが停滞するようになります。ここから先に進むには、目標に合わせた正しいトレーニングと正しい栄養管理が不可欠になります。トレーニングと食事管理は切っても切れない関係にありますが、70%は栄養管理に掛かっていると言って良いと思います。
ほとんどの人がこれを見落としがちで、ジムの外でする「食事管理とプログラム作り」に関する知識不足を補う目的でこのサイトをつくりました。腹筋の割れはまちがいなくキッチンでつくる物です。
なぜオンラインなのか?
幅広いクライアント層がイイ仕事につながる
オンラインでクライアント指導をすることで、ずっと多くの人と関わることができるようになります。幅の広い経験を得ることで、よくあるまちがいに気付いたり、傾向をつかんだりすることができます。
これが、それぞれのクライアントさんに方向性を示したり、思うように進まないときに何かを変える提案をしたりするのに、とても役立ちます。
セオリーどおりに進まないときにも、バカバカしく聞こえるかも知れませんが、何をすれば良いのか直感的に分かることもあります。
トレーナーの善し悪しは経験値で決まります。一般化された摂取量計算ツールでいつも答えが出せるほど単純ではありません。もちろん、クライアントひとりひとりの状況を考えて条件に合わせた答えを出して行く情熱が前提ですが。
私自身、1年前と比べるとずっと良いアドバイスができるようになりました。1年後にはさらにレベルアップしているでしょう。アランやマーティンの経験値とは比べるまでもないですが、まだまだ向上の余地はあります。
世の中には本当に優れたトレーナーもいますが、自分のジムのトレーナーが、レベルや進捗状況に合わせてトレーニングと食事設定を考えられるだけの知識と経験値を持っていないと、どれだけ役立つかは疑問です。
私はモチベーションを維持するためにトレーナーが必要だとは思いません。モチベーションは、自分のガンバリの成果を見ることで高まるものだと思います。実際に成果が出ているか経過チェックの方法だけしっかり押さえておきましょう。
初めてのトレーニング種目に挑戦するとき、定期的にフォームチェックをするときには地元のジムのトレーナーに頼むと良いでしょう。ケガがあったり身体のバランスに問題があるときはあるときは理学療法士に相談しましょう。
オンラインコーチをつける利点は、幅広い経験を基に、いろいろな要素をパズルのように組み合わせて個人個人に合わせたプログラムづくりができることだと思います。
このページはアンディが姉妹サイト RippedBody.jp で書いた英語記事を訳したものです。
日本ではあまり浸透していないオンライントレーニングですが、英語版の読者やクライアントの方からコメントをたくさんもらいましたので、一部を訳して紹介しています。
この記事に書いてあることそのままだね。
ボクはもともとこのオンラインってことに引っかかりがあった。個人相談でもRippedBody.jpとマーティンのサイトに載っていない内容があったワケでもないけど、個人相談で学んだことはすごく大きかった。
自分が目標達成に向けて今どのあたりにいるのかよく分かったし、そこからの進め方、どの程度進んだかのチェックの仕方、長い目でものを見ることとか。
個人相談で内容を報告しないといけないことだけでも十分価値があったけど、他のサポートやシンプルに考えるやり方も教えてもらった。そのおかげで長く続けていける。身体を変えるにはそれが本当に大切。
本当にありがとう。
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ありがとう!
私もクライアントになって、アンディの知識やアドバイスにとても助けられました。アンディの歯に衣着せないストレートなスタイルが良いと思います。
私にとっては、しっかり自己管理をさせてくれるのがオンラインのコーチにつく大きな利点でした。毎月の結果チェックで写真を送るのが数日後に迫っていると分かっていると、食べ過ぎも控えられます。コーチをガッカリさせたくないし、自分も恥ずかしい気持ちになりたくないですから。私にとっては、こうやって軽く強制されている感じがとても効きました。
顔をつき合わせて話をしていないことも良かったと思います。ジムでトレーナーにつくと、一生懸命私を良い気持ちにしようとしてくれます。「たまに食べ過ぎても大丈夫。うまく行くよ」みたいな感じで。アンディはそういうとき、自分に正直になれます。
こういうこととは別にジムでトレーニングパートナー(トレーナーに限らず)が居るのは良いですね。最後の数レップ絞り出すのを助けてくれる。
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Boris
シェアしてくれてありがとう:)
私はオンラインのトレーナーやダイエットコーチという方法に不安を感じてません。
アンディは、栄養管理とトレーニング両方を組み合わせて、長期間続けて目標達成ができるプログラムを作ってくれます。私はまだ始めて長くないですが、すでに成果が出てきていて、とてもいい感じです。
こういう方法を教えてくれるトレーナーを探して、あちこちで話を聞きました。私はロンドンに住んでいますが、こんな大きな街でもなかなかありません。
ちゃんと返事をもらえないこともあるし、栄養管理については十分な知識がない人がほとんどです。高い長期の契約をしてもカバーできるのはトレーニングだけ。
アンディはすばやく分かりやすい返信をくれました。何より良かったのは、私の条件をこまかく聞いて個人相談を始める前に結果予測を立ててくれたことです。仕事の良さを考えるとコストパフォーマンスも高いと思います。
最終的には、私が自分自身ですることなのでオンラインコーチングでも大丈夫なんです。私は自分の家でトレーニングができるし、自分で料理もできる。ここは言い訳ナシです。
最近私は、買い物、人との連絡、仕事まで、ほとんど何もかもオンラインでするようになりました。インターネットで世界中とつながれるんですから、トレーニングと栄養管理のコーチが地元のジムでないといけない理由もありません。
私はMark’s Daily AppleというサイトでRippedBodyの関する評判を見てアンディを初めて知りました。一流のコーチを求めるならグローバルに探すのを考えると良いと思います。
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Mark
素敵なコメントをありがとう。嬉しいです。
このコメントを読んでいる方に注意して欲しいところですが、Markは自宅にしっかりしたバーベルのトレーニング設備があります。
軽いダンベルセットではありません。