有酸素運動とガンコな脂肪

投稿者 : Andy Morgan

有酸素運動とガンコな脂肪 AthleteBody.jp

当サイトのダイエット法を実践したクライアントの写真。有酸素運動なし。
3人ともインターミッテント・ファースティングを取り入れて食事内容を改めた結果です。

食事制限 or 有酸素運動?

痩せたい、脂肪を落としたい、ポッコリお腹をどうにかしたいという時、まず話題に挙がるのが有酸素運動です。一部の例外を除いて、当サイトではクライアントの方に有酸素運動を薦めていません。「脂肪燃焼」という目的では、有酸素運動は非効率だったり必要なかったりするからです。

格闘家やスポーツ選手、さらには市民ランナーなど、競技力向上のため必要だったりそれ自体を楽しまれている場合には、有酸素運動はもちろん有意義なものです。
しかし、ジムのトレッドミルやステーショナリーバイクで汗を流す人の大半は「脂肪燃焼」がゴールでしょう。ほとんどの場合、脂肪を落とすには毎週何時間も有酸素運動に費やすよりも食事内容を改めた方がずっと効率的です。
「身体を動かす=やせる」という考え方がひとり歩きして、少し過大評価されている感がありますね。
もちろん個人差がありますが、食事の調節でかなりのところまで脂肪を落とす事ができます。しっかりした骨格筋のベースがあれば、有酸素運動なしで写真の3人と同じレベルに到達できるでしょう。ほとんどの人の悩みはこれで解決できます。

ガンコな脂肪

インターミッテント・ファースティングの中でも、特にリーンゲインズは食事内容の調整だけで体脂肪を低いところまで落とす事ができる方法です。
しかし、体脂肪量が低くなればなれるほど、そこからさらに脂肪を落とすというのは難しくなって行きます。どんなにうまく食事内容を調整しても、最後までなかなか脂肪が落ちない部分が残ります。
特に男性であれば下腹部、背中、おしり。女性の場合はおしりと太ももですね。
このガンコな脂肪は男性・女性ともにありますが、女性の方が「脂肪の中のガンコ者率」が高いことが多いです。
実はこのガンコな脂肪、他の部分の体脂肪と生理的なちがいがあって落ちにくくなっているんです。

脂肪が燃える仕組み

少しディープになっていきます。興味があればお付き合いください。
ガンコな脂肪も含めて、体脂肪が燃えエネルギーとして使われるまでには3つのステップがあります。
(1)遊離脂肪酸という物質に分解されて、脂肪細胞から血液内に出ていく。
(2)血流に乗って身体の中を旅して、エネルギーとして使われる場所へたどり着く。
(3)体内の組織が血液内の遊離脂肪酸を取り出し、エネルギー源に使う。
特にガンコな脂肪ではステップ1と2を乗り越えるのが大変です。科学的にどうかという複雑な話をしても脂肪は落ちないので、軽くステップ2にだけ触れたいと思います。

おしりは冷血?

ちょっと立ち上がって、パンツに手を突っ込んで、自分のお尻を触ってみてください。おそらく身体の他の部分と比べて少し冷たく感じるんじゃないでしょうか?
それは、おしりや他のガンコな脂肪のいる部分への血流が弱いからなんですが、これが問題です。
もし、ステップ1をクリアしてガンコな脂肪が遊離脂肪酸となって血液内に溶け出していたとしても、それを運んでくれるだけ血液の流れがなければ、遊離脂肪酸はまた脂肪細胞に取り込まれてガンコな脂肪に逆もどりしてしまいます。

有酸素運動でガンコな脂肪を落とす

有酸素運動をすると身体の血行をよくすることができます。ガンコな脂肪を遊離脂肪酸として血液に乗せて、身体の他の組織に届ける後押しができるワケですね。

話がずっと前に戻りますが、ほとんどの人は「ガンコな脂肪をどうしよう」と悩む必要はありません。上の写真の3人は有酸素運動なしで写真の身体を作りました。
食事管理だけでどこまで脂肪を落とせるかというのは、遺伝などの条件も絡んでくるので一概に言えません。例えば彼らが体脂肪率7%だとして、遺伝的にさほど恵まれていない人でも10%くらいまでは食事内容の調整でたどり着けるでしょう。これは、少なくとも4パックがハッキリ見えるくらいのレベルです。

つまり、本当に食事だけで脂肪を落とすのが難しい段階に来て、さらにその先に進みたい場合に、目的を絞って有酸素運動を取り入れれば効果を望めます。
体脂肪率15%や20%で「お腹の脂肪をなんとかしたい」と考えている人にとっては、ガンコな脂肪は問題じゃないんですね。何時間もランニングをして脂肪が落ちないと悩んでいるなら、アプローチを変えてみるのも良いかも知れません。

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Andy Morgan

イギリス出身のダイエットコーチ兼パーソナルトレーナーです。
日本に住んで12年。たくさんの人にお世話になり日本が大好きになりました。その恩返しに日本では情報の少ない欧米のダイエット方法と、数百人の英語圏のクライアント指導経験で得たノウハウを公開しています。
趣味はスノーボードと読書。コメントの返信は間違いのないように英語を使っていますが、東野圭吾の小説を読むのが好きです。テレビでは「相棒」と「クレヨンしんちゃん」のファンです。

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