迷信4 断食は身体を飢餓モードにする

投稿者 : Martin Berkhan

迷信4 断食は身体を飢餓モードにする AthleteBody.jp
進化の過程で人類は多々食糧不足に直面してきました。
食べ物がまったく得られないときに代謝を下げる事は、長く生きながらえる事につながり、結果として食べ物を見つけられる可能性を高める事になります。
「飢餓」とは食べ物がまったく得られないことであり、食事を1回抜いたり24時間食事を摂らないといったこととは別物です。

3日くらい食べなくともやはり同じことです。食事を抜いたり短時間の断食がヒトの身体を「飢餓モード」にするというのはまったく当たりません。
今まで数えきれないほどの研究結果を読んできましたが、断食が代謝率を下げるまでの時間に関して、一番早い段階で影響を観察したもので60時間後(安静時代謝率:−8%)になっています。また他の研究結果では72〜96時間まで断食の影響は現れないとしています。

少し矛盾するようですが、短期間の断食では代謝率は逆に上がります。具体的な数字を挙げると36〜48時間の断食で3.6〜10%代謝率の上昇が見られたという研究結果があります。(Mansell PI, et al と Zauner C, et al)これは人類の進化の過程を考えると理に適っているでしょう。
一定期間食事を摂らないと、アドレナリンとノルアドレナリンが分泌され人間は活動的になります。食べ物を探したり、狩りに出て獲物を獲るのに適した状態になり生存の可能性を高めてくれます。
しかし一定の時間を過ぎるとこれは利点ではなくなり、身体はエネルギーの節約するように順応していきます。こういう形で60時間までの短期間の断食では代謝率が上昇するワケです。

迷信の起源

まったく食べ物が手に入らないことと、1〜2日間食事を摂らないことを混同した誰かが「断食=飢餓モード」と言い始めたのが広まったのではないかと思います。

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Martin Berkhan

マーティン・バークハンはリーンゲインズというダイエット法の開発者です。脂肪燃焼や筋肉増強、トレーニングに関する科学的研究結果を何年にもわたって読み重ね、彼自身で試し、さらに過去数年間で得られた何百ものクライアントとの実際の経験を基に、いまは確立された非常に効果的な物になっています。
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